PQ間の距離3600m
ピコ太郎くん(150m/分)がPを出発
アポ次郎くん(120m/分)もPを出発
パイナポペン三郎くん(75m/分)はQを出発
3人が同時に出発し、PQ間を往復しまくります。
ピコ太郎くんが通過してからパイナポペン三郎くんが通過するまでの時間と、パイナポペン三郎くんが通過してからアポ次郎くんが通過するまでの時間が等しくなる地点がありました。そのようなことが1回目に起きる地点、2回目に起きる地点の、Pからの距離を求めなさい。
いきなり変な問題を投稿してしまいすみません。
速さの問題は人物が何人か登場するもんで、流行に乗っかった名前で遊べるんですね(笑)
ですが、内容は割とマジメですよ。
実はこれ、平成6年に灘中入試二日目で出題された問題を少しイジくったものです。
Aが通過してからBが通過するまでの時間と、Bが通過してからCが通過するまでの時間が等しい、なんてところは全くそのまんま。
何が違うか、実は、昔の灘中入試にはなかったある仕掛け、罠が加味されています。
平成6年の問題なんかは、とっても親切です。何が親切かというと、『このような地点は2つある』と、わざわざ教えてくれています。以下、実際の入試本文抜粋です↓↓↓
色々誤解したり混乱せず解いてくれたら、というまぁ配慮みたいなものを感じます。
投稿したピコ太郎問題では、このような親切心はありません。
実は、このような地点が3つあるんです。
そして、加味された仕掛け、罠とは以下のようなものです。
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●3つあるにも関わらず、1回目と2回目だけを聞いている。その時点で、2回しかなさそうな気がする。
●そして、ダイヤグラム(速さの問題を解くときに有効な状況整理図)を書いてみると、2回目が発見しづらく、3回目の方が発見しやすい。だから、3回目を2回目と勘違いして答えてしまいやすい。
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今回のピコ太郎問題は灘中入試算数の過去問ではありませんが、最近の灘中入試算数を見ていますと、一見普通の問題に見えるものでもこのような仕掛け・罠が平然と、何食わぬ顔をして施されている傾向が見て取れます。
「色々騙されやすい情報が混在してる世の中だけど、そういうのに引っかからずにキミは真実に辿り着く力を持っているのか?」
「この程度の仕掛けに引っかかっているようじゃ、灘ではやっていけないよ?」
などという灘中学校からのメッセージが聞こえてきそうな、そんな問題が近年は多く出題されています。
2017年度入試が迫る中、私も一人でも多くの灘中生を誕生させるべく懸命に指導にあたっておりますが、灘中を受験される多くの皆さんが、上記のような罠に引っかからないようベストを尽くされることを望みます。自らを律しながら、残り期間しっかり頑張ってください!
■■算数ソムリエ■■
