近年の灘中算数はどのような出題になっているでしょうか。
まずは2016年度、2015年度の灘中入試の出題単元を見ていきましょう。
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2016’一日目
【1】計算
【2】水問題(立体図形)
【3】整理と推理
【4】速さ
【5】数の性質
【6】数と規則性
【7】反射(平面図形)
【8】図形と比(平面図形)
【9】図形の転がり(平面図形)
【10】図形と比(平面図形)
【11】切断(立体図形)
2016’二日目
【1】数と規則性
【2】水問題(立体図形)
【3】影問題(立体図形)
【4】数の性質
【5】性質、求積(立体図形)
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2015’一日目
【1】計算
【2】単位あたりの量と大きさ
【3】数の性質
【4】数の性質
【5】図形かぞえ(場合の数)
【6】数と規則性
【7】通過算(速さ)
【8】角度(平面図形)
【9】図形の回転(平面図形)
【10】図形と比(平面図形)
【11】展開図(立体図形)
【12】影問題(立体図形)
2015’二日目
【1】水問題(立体図形)
【2】比と割合に関する文章題
【3】場合の数
【4】図形と比(平面図形)
【5】切断(立体図形)
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“図形”単元を赤色、“数”単元を青色で示しましたが、この二つの単元だけでどれだけを占めるんだという勢いです。計算や場合の数も“数”単元としてしまったりさらに広く見てしまえば、ほぼ全てが“図形”と“数”からの出題だと言っても過言ではありません。
これにはいくつか理由があると見ています。
灘中側は入学試験において、本当に賢い思考力を身につけた子供かどうかを見定めたいという思惑が当然あります。裏を返せば「大手塾に通ってひたすらパターン演習を積んで問題に慣れ表面上解けるようになった生徒」が得点しにくい問題を出題したいのです。そういった問題を作りやすい単元が、“数”と“図形”なのです。
「深くは理解していないけど、とりあえず正しい答えを出せる」子供をたくさん醸成する大手塾システムに対する反応と言えるでしょう。
しかしだからと言って、数と図形の範囲だけ演習しておけば良い、というわけではありません。そういった安直な判断は、中身のない名前だけの低質な講座を増やすことに繋がります。“数”や“図形”と一口に言っても、他の単元で培った考え方が役に立つこともありますし、他の単元との融合的な問題もあります。
総じて言えることは、「考えることから逃げない」ことが灘の算数対応に向けた学習のスタート地点であり、その上で培った基礎力を元に頻出単元の演習をしていくことがポイントになるということです。
■■算数ソムリエ■■