橘玲さんが最新書「シンプルで合理的な人生設計」で
「年収800万円までは収入が増えると幸福度が増すが、年収800万円を超えると収入の増え方に比べ幸福度が増えなくなる」
と書いています。
図に示すとこんなイメージです。
少し長いですが引用させていただきます。
市場経済では貨幣の多寡が幸福度に大きく影響するので、誰もがお金持ちになりたいと(こころの底では)思っている。しかし、無限の富をもてば無限の幸福が手に入るわけではない。お金(収入や資産)の効用も逓減するからだ。
興味深いことに、収入の限界効用がゼロ(平坦)になる金額は、アメリカの研究では年収7万5000ドル(約900万円)、日本の大学の調査では年収800万円だとされる。これは個人単位なので、夫婦と子どもの世帯では年収1500万円程度になる(これはあくまでも平均で、もっと多くの収入を望むひともいれば、そんなにいらないというひともいる)。
幸福度が上がらなくなる金額とは、「世間一般で幸福とされている暮らしが、お金のことをさほど気にせずにできる」下限だと考えればいいだろう。
独身なら好きなブランドを着たり、恋人と高級レストランで食事したり、年にいちどくらいは海外旅行を楽しめる。結婚していれば、子どもを私立学校に通わせ、夫婦で月に何回か外食し、夏冬の休みには家族旅行に行く。
このように、みんなから「幸せだね」といわれる条件をクリアしてしまうと、ブランドのランクをコーチからエルメスやシャネルに上げても、食事の場所を近所の洒落たビストロからミシュランの星付きレストランにしても、家族旅行を国内からハワイに変えても、幸福度が劇的に上がるようなことはないのだろう。
ちなみに資産なら自宅とは別に1億円が効用のピークになるそうです。
「経済的自由人(FIRE)になるために必要なお金はいくら必要か?」
に対する答えは橘玲氏の説では
「資産1億円とその資産からの運用益で800万円を得ることが、お金に捉われることなく自由な生活が送れる合理的なライン」
という事ができそうです(^^)/
