茶道家元 千玄室さんの特攻隊員だった体験談を拝見して、私たちが大切にすべきことを教わりました | 山里リトリートねこ福 ✢✢ 時間が止まる龍宮城へようこそ ✢✢ 大阪高槻 神峰山の郷

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昨日は80回目の終戦記念日でしたね。

 

奇しくもその前日、元特攻隊員であり茶道裏千家の家元であった千玄室さんが102歳でお亡くなりになり、追悼情報がたくさん紹介されました。

 

23年8月に報道ステーションの取材に応じられた談話をYoutubeで拝見しました。

 

 

100歳にして1時間に及ぶ長丁場をかくしゃくとお話しされており、その精神力と体力に敬服いたしました。

 

「私の最後の遺言として、伝えていってください。」と締め括っておられます。

手を合わして拝まずにはいられませんでした。

 

渾身込めて語ってくださった戦争談話、ぜひ拝聴なさってください。

 

 

 

 

 

私には毎年お盆になったらリブログしようと決めている記事があります。

 

どうやってリブログに繋げるか数日前、あるいは8月に入ったら考え始めるのですが、今年はうまく閃かずにいました。

 

年々思うことが深くなり、文章にするのが難しくなっていく。昨日は朝からずっと書いては消し…を繰り返してました。

 

それをまた奇しくも、お家元が代弁するかのように言語化してくださっており、、力を頂きどうにか書き上げたい次第です。

 

 

 

私が生まれたのは終戦20数年後のこと。

 

祖母曰く、兵役が父の人格を変えてしまったとのこと。

祖母の嘆きと諦めと、自律の効かない父が生み出す想念がどんよりと溜まった陰鬱な空気の中で育ちました。

 

新興住宅地の中にできた新設の小学校に通いながら、明らかに‘普通’の子たちとは違う時空間で暮らしていると感じていました。

 

何故なのか?なんとかしたい…と思うけれど、家族に対して素直になれぬまま、深い話を聞かぬまま今に至ります。

 

そうやって6年前に父が亡くなるまで「終戦」を隣に感じて生きてきたので、同世代の皆さんより‘戦争の深部’への関心は強いかもしれませんね。

 

 

 

 

 

千さんが語ってくださった包み隠さぬ正直な心情は、何故かしら私にとって絶大な慰めとなりました。

 

語らずに世を去った多くの戦争体験者を代弁する思いで語ってくださっていたのでしょう。

 

 

きっとこうだったんだろうなっと慮るより、肉声で聞かせてもらうことで、よりこちらの気持ちが収まり受容も深まるものですね。

 

 

おそらく語るには、相当高い壁を超えなければ言葉が出てこないと思うのです。(なので親族にも切り出せなかった。)

 

どうせ体験してない者には分からない…という絶望感よりも、伝え残さねばという使命を自覚されていたのですね。感謝です。

 

 

 

亡き戦友たちが私の後ろで叫んでいますよ。

とも語られていました。

 

 

そこでリブログなのです。

 

亡くなる前の夏のこと、父は食欲が出ない苛立ちを抑え、覚悟のごとき決意でもって食事を喉に通していました。相当しんどかったのでしょう。

 

その時発していたオーラがものすごくて。

父の頭上後方に、脈々と連なる戦死者の列が見えた気がしました…。

 

決して生きやすくはなかったであろう92年を支えていた「生きなければいけない」って動機を、その時知りました。

 

 

 

 

 

「終戦」とともに育ったとはいえ、戦争は遠い昔の出来事のようで想像力が及びません。

 

母の苦労話を聞くにつけ、自由を謳歌することを非難されてるかのような窮屈さを感じました。

 

 

戦争を体験してない世代が「戦争を忘れません」と誓ったところで意味がない。

 

 

 

千さんは、「体験してない人に分かれというのは無理なので、体験してない人には隣人への思いやりを忘れないようにしてほしい。それが争いを避けることになるから。」と呼びかけておられました。

 

一盌(わん)のお茶を差し出す心の修養が平和を紡ぐと、100歳に至るまでに70カ国を巡りお茶を点てられたそうです。

 

 

 

 

 

広島平和記念式典での知事のスピーチもこうだった。

 

「武力の均衡に頼らない新たな安全保証のあり方を構築するために、頭脳と資源を集中することこそが、今我々が力を入れるべきことです。」

 

 

頭脳と資源を注ぐ先は、器の広い人材を育成する、思慮深さを養成するってことだと思うな。