先日、書店で本を買おうとして山里へ帰るバスを3台は確実にやり過ごしてしまいました。
ネットでも買えるのだけど、この本だけは本屋さんで買わないと気まずい。。そんな圧を感じていたのです。
『あの日、小林書店で。』今日はAmazonのリンクを貼らない…
できれば「まちの本屋」、街角の小さな書店で、エールを送るつもりで買いたかったけど、もう高槻駅前には小さな書店がないと思う。
最後の一店舗は半年ほど前に駅前区画整備で消えてしまった。
それで、ジュンク堂か大垣書店どちらが小さいか、応援を必要としてるのか?なんて、おせっかいにして失礼な憶測をたててみた。でもって、残って欲しいと思えた方で買ってみた。
無駄に二店舗で文庫本を探し回り、帰りが遅くなったのでした。
猫、怒ってた…
だけど、このお作法をこなすことで主人公 小林由美子さんに自分なりの申し訳がたつ気がして、やってみた(笑)
で、どう思ったかというと、
こんなに時間を費やして書店に義理だてするほどの見返りはなかったなっと。
ここ↑
この本の核なんです。
AIのような店員さんとレジで機会的に言葉を交わすだけのために書棚を何巡もして、やっと見つけた本をカード払いする。
1回は実験的経験としていいとして、2回目はないなっと思った。
Amazonでええやん。
小林書店でなら、財布を開いて現金を出す手間に見合った「思い出」を土産に持たせてくれたに違いない。
リアル店舗の存在価値について語られてる本だってことが、より鮮明に浮かびあがったお買い物でした。
小林書店というのは、今年5月に惜しまれながら閉店された実在の書店です。
先に、『仕事で大切なことはすべて尼崎の小さな本屋で学んだ』という単行本が出ているのだけれど、閉店への経緯、最終日のドラマを追補して文庫化されました。
それで完結版を、小林書店のように頑張ってる店で買ってみたいと思った訳でした。
街の小さな小さな本屋がどうやってこの大型通販時代を凌いできたのかが語られてるのだけれど、悲壮な苦労話という印象を与えない。
常に常に感謝の言葉と温かい心に溢れた言葉で埋め尽くされていています。
以前、『仕事で大切なことは…』をビジネスセンスの詰まった本だと紹介したのですが、今は圧倒的に“マインド”を推したいです。
実はこの間に、実際に由美子さんにお会いしてほんの何十秒かお話しさせてもらうことが叶いました。
圧倒的な人間力は本の描写のとおりなのだけど、実際に触れた眼差し、思いやり、体温にハッとなった。
仕事で大切なことはもとより「生きるに大切なこと」を伝えたくて、この方は本屋を続けられてたんだってことが直に感じられて。
もう一瞬で大ファンになりました。
読み直すと、そちらがより響いてきたのです。
センスの根っこはマインドでもありますしね。
閉店1ヶ月半後の同窓会(?)に初めましてで伺いました
生きるに大切なことは、仕事に大切なこととも直結させられる。
特に、利益の出しにくい小さなビジネスをやっている人ほどその二つは連動していてこそ甲斐がある。
そんなことを自戒した再読+クライマックスでした。
どなたも心に触れるメッセージに出会えますよ。
仕事をされてる方もされてない方も読んでください。
実は実は、この本の読書感想会を著者である川上徹也さんを交えて開催できることになりました。
著者に直接感想を伝えられる感想会です。
ぜひご参加くださいね。11月末頃を予定しています。
井上ひさし氏と並んで陳列されてました。小田和正さんより上段なり。



