先月山口を訪れたときのお話です。
地元の方に萩を案内してもらい、明治維新ゆかりの地を巡りました。
午前中に歴史語りのおじいさまからお話を伺ったのち、
明倫館、松下村塾、松陰神社、東光寺、松蔭墓所と生誕地、世界遺産、菊が浜、萩の街並み…っと盛りだくさんに連れて行ってもらえました。
とっても素敵な1日だったので、何回かに分けてレポートしたいです。
まずは地元山口での‘吉田松陰観’を。
呼び捨てにしてはいけない、松蔭先生は必ず「先生」をつけてお呼びする存在であると、午前中のお話で学びました。
ここでも紹介したけれど、
“死して不朽の見込みあらばいつでも死ぬべし、
生きて大業の見込みあらばいつでも生くべし。”
と、志を主張し処刑される選択をされたそう。
不朽の意志は地元ではしっかりと息づいているようです。
そして…
なんと!神社でお祀りされています。
松陰神社
ちょっと驚きました。わずか165年前に生きていた人が御祭神とはなんだか生々しい感じがして。
菅原道真だって俗世の人…とか考え巡らせ、納得してみた。。
でも、そういうことは問題ではないのかもしれない。
とっても眩しい、風がよく通る、清らかなところでした。
松蔭先生が幽閉生活を過ごし、多くの門下生が尋ね通った松下村塾はこちらの敷地内にあります。
近代日本の創設者たちが育った場所なのですね。「明治維新胎動之地」の石碑もある。
ペリー来航による外圧で否応なしに変容を迫られた時代。良し悪しを判断する価値基準が消失した世で、松蔭先生の在り方はゼロから思考する手本として求心力があったのでしょうね。
志のある若者が求道のために集まった。
松蔭先生の精神性に少し触れられたのではと思える出来事がありました。
おみくじ。
ふだん関心ゼロだけど、みんなが楽しそうだったので便乗してみた。
6人中4人が大吉を引き当てているさなか、なんと凶。
かなり気まずい。
だけど、
そんな人のために救いが用意されていて、
おみくじ販売機の端っこに「凶を引かれた方には社務所でささやかな品を用意してます」と書いてあった。
訪れてみると、
「凶とはいえど悪いことばかり書いてある訳ではありませんので、文言を良くお読みになり心当たりを思い留め、お持ち帰りも結び置かれるのもどちらでもどうぞ。」と申し述べいただいたうえで、
御守りを授かりました。
非売品。プレミアム。
痛み入りました。大吉より嬉しい。
吉凶のジャッジで終わらない、先を見据えた励まし。
書いてあることがズバリ過ぎて、ダメ人間感が最高潮になるんだけど、
期待されてる感、構ってもらえてる感が湧いてくる。
心折れそうなときって、こんな励ましが効くんだなぁと実感。
維新の志士たちも学びだけでなく、こんなマインドを松蔭先生から授かっていたのかも。
大吉を引いた4人中2人はなぜか100円玉が戻ってきてた。
壊れてる?いやいや自販機は全てをお見通しで、ご褒美だったのだと思う。
自分も身に覚えがあり、自販機の文言を見たとき凶が出る気がした。。
松蔭先生、そこでいつも見てるのかな?
“死して不朽の見込みあらばいつでも死ぬべし”
門下生がその場に思いを繋ぎとめ、神社という姿で参拝者に何をかを告げんとする空間になっているかのよう。
赤いのが人それぞれにご褒美を授けてくれる自販機
おみくじは当然ながらありがたく持ち帰りました。





