今年は桜の開花が早いですね。
山里の樹齢100年以上のソメイヨシノも
若い樹に先駆けて今が盛りとなりました。
数日前、夕暮れのウォーキングの最後に
ほころび始めた老木を愛でてみたくなって、
木の下のベンチに腰をかけてみました。
ちょうど
満ちていく月が花の隙間からのぞいていて
たいそうな風情でした。
でもね、昨年はこの雅な風景を
何の感情も湧かない抜け殻のようになって見上げたことを
思い出してしまいました。
エミリオくんがわたしを置いていき数日。
1日や2日は頑張って普通に振る舞うことができたけれど、
気持ちの拠り所のない身体は
自然と前屈みになり
俯いてしまいます。
そんな格好、日の下に晒したくないし、
人通りがなくなる夕暮れに
月を見上げに桜の木に行ったのでした。
もう何年かは、この季節になると、
昨年のことがありありと思い出されるのでしょうね。
下を向いちゃダメだ、
振り返って立ち止まっては絶対にダメ
って思ったけれど、
やっぱり、
しばらくはそこに座り込んでしまいました。
この1年、振り返らず、
エミリオくんのことを話題にせず
気持ちを切り替えられていたのは、
新しい子猫ちゃんたちの励ましのおかげです。
ふたりはわたしのことをとても良く気遣ってくれます。
とても思いやり深い兄妹です。
エミリオくんにもとても良くしてくれました。
最期の夜に
リュシアンくんがエミリオくんを励ましてくれている様子です。
生まれて5ヶ月の子猫が、
起きていることの意味をちゃんと理解して
一生懸命に自分のできることしてくれている…。
甲斐甲斐しさに心打たれました。
ひとりで看取る心細さからも解放してくれました。
これまで何人もの人や猫さんが息を引き取る瞬間を
ひとりで立ち会ってきたけれど、
もうそんなに気丈ではいられなくなっていました。
1年半のうちに
じいちゃんと猫さん4匹を次々に見送って、
理性を保つ元気もカラカラになってました。
子猫ちゃんたちはそんなこともよくわかっていたようでした。
すっとぼけた顔で
思いつめなくていい、
全部うまくいくから、
ここは私たちに任せてって。
頼もしいったらありゃしない。
救われました。
エミリオくんのお花咲いたよって
教えてくれたり。
ハナニラのブルーはエミリオくんの目の色。
別名“ベツレヘムの星”は、
まさに
わたしにとってのちっちゃなキリストさん、エミリオくんのお花です。
最期にエミリオくんといくつかの大切な約束をしました。
今、ひとつづつ丁寧に取り組んでいます。
ねこ福の転機をつくってくれました。
それを応援して協力してくれているのが新しいねこ福さん、
リュシアンくんとアントワーヌちゃんです。
これからもずっと3月のねこ福の日(29日)は、
エミリオくんの命日です。
新しいねこ福さんたちに改めて感謝する日でもあります。
【お知らせ】
ぜひご参加ください♪





