『砂漠に行かなくちゃいけない…。』
何故か駆り立てられて、
何度もそういうところに足を運んでいます。
たいてい車窓から眺めることしか叶わず、
自分の足で踏みしめられたのはサハラ砂漠だけかな。
『人も住めないようなところに行ってみないと
本当のことはわからない。』
漠然とそんな思いがありました。
何をもって本当のことなのかも、
行ったからといって
何か分かった訳でもなかったけど、
他ではできない体験ができたのは確か。
ただ風が吹いているだけの地。
でも、とても静か。
耳に当たった風だけが
ビュービューと音を立てるから、
吹いてるんだと判る。
どんなに強い風でも
ぶつかる物がないと音は生まれないんだ
ってことが、そこでの唯一の
なんてことない発見でした。
夕暮れ、
背後でカサカサカサ…っと軽い音がして振り返ると、
家に帰る山羊の群れ。
果てしなく遠い地平線に日が沈むからでしょうね、
カメラを構えた自分の影がむちゃくちゃ長い。
山羊たちは、
まるで異次元の存在のように
何の反応も示さず
突っ立ているわたしと交差して
過ぎ去って行きました。
まるで錯覚だったかのような
時空の共有でした。
たくさん旅をした中で、
いちばん愛おしい体験だったな。
究極に異邦人だと感じた。
自然を観ても意味がない、
そこに文明はないので学ぶものがない
と言った人がいるそうですが、
わたしは手付かずの自然に触れる時こそ
ワクワクします。
大自然は地球の創造物。
サハラ砂漠で観た星空は凄かった。
ビッシリ星を貼り付けた(料理の)ボールを
頭上に被せられたかのようでした。
「天球」の縁が見えるかのように
どの星も均等に手が届きそうでした。
さて、次回テアトルねこ福で鑑賞する映画は、
インド映画『きっとうまくいく』!
写真はお借りしました
この映画のラストシーンで出てくるパンゴンツォ湖が美しすぎます。
この世の果てのような神聖さが漂ってる。
このシーンを観るためだけでも
この映画は見る価値があると思うくらいです。
あ、でも、
ストーリーも映像に負けないくらいピュアで素敵です。
大画面で鑑賞して元気もらってください!
映画の後はカレーランチだよ。
辛いのがダメな人は事前にお知らせくださいね。
ラダックのパンゴンツォ湖のことは、こちらでどうぞ。
この世のものではないような桃源郷ラダックは、
たぶん行ける気がしないけれど行ってみたい場所のひとつです。
さも行ってそうで行ったことがないインド。
インドは呼ばれた人しか訪れることができないのだとか。
なかなか呼んでもらえませんが、
映画でインドを垣間見てみたいです。
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