久しぶりに美術館に行ってきました。
お客様からチケットをいただいたので、
喜び勇んで大阪市立美術館へ。
街の雑踏に紛れ込むのも幸せ、
絵画に囲まれるのはもっと幸せ、
それがフランスの息吹を含んでいると、
もう夢心地です。
今回の展覧会は、フランスの17〜19世紀の絵画が
年代別に展示されていました。
主に肖像画、神話の登場人物や神話の場面を主題とするものが目立ったかな。
年代を追って展示されていたので、
当時のフランスの世相や価値観が変遷していく様子が
感じ取れたのが面白かった。
一番衝撃を受けたのは、
フランス革命という激変の時代をくぐり抜け、
異国の地で更なる成長と活躍を遂げていた
とっても有名な女性宮廷画家の消息かな。
何から書こう。
書く気満々♪
マリー・アントワネットのお抱え肖像画家だったルブランという女性がいます。
マリー・アントワネットの有名な肖像画といえば、
ほとんど彼女が描いたものです。
魅力的に描けてる気がしなくて、
個人的には大して上手い気がしなかったので、
ずっと謎でした。
なんで彼女に描かせるんだろうっと。
取り入るのが上手だった?なんて。
なのに、
今回の展覧会の看板作品は、
彼女が描いたマリー・アントワネットの親友の肖像画。
こちら。
とても魅力的にはつらつと描けてるやん♪
びっくりだわ、実は腕利きだったの?
今回3枚、ルブランの作品が展示されていたのだけれど、
どの肖像画も素敵でした。
特に、こちら。
この画質では魅力は何も伝わらないかもだけれど、
生気あふれる輝く瞳がまっすぐに
鑑賞する者を捉えて見返してくる。
それはそれは理知的で魅力ある女性像でした。
ていうことは、
マリー・アントワネットって実は魅力に欠ける人だったのだろうか?
そんなことをぼんやり考えたりしていました。
家に帰ってから年譜を調べてみたら、
この赤い衣の女性画は、
フランス革命の難を逃れヨーロッパ各地を転々とした後、
ロシアに渡って活躍した時に描かれたものらしいことが分かりました。
描いた宮廷人が皆、革命の露と消え、
自身も身の危険に晒される経験をして、
生命について
深く思い入る経験をされたのだろうなぁ
っと、勝手な想像を膨らましました。
あるいは、
マリー・アントワネットはフランス宮廷暮らしが相当憂鬱だったのかな。
肖像画の中の目は死んだ魚のように見えるもんなぁ。
あれは苦肉の索でやっとこさ当たり障りなく描写されてるなのかなぁ?
一人の女性画家の作品の変遷から、
フランスの歴史の真相に心が馳せるのでした。
やはり1記事には収まりません。
また続き書こ♪
「フランス絵画の精華」展は、
8月16日まで大阪市立美術館で開催されてます。
空いてるから、鑑賞しやすいですよ。
出掛けてみて下さい。
画像はこちらから借用させてもらいました
エリザベート=ルイーズ・ヴィジェ・ルブラン
「ポリニャック公爵夫人」
https://www.fujibi.or.jp/assets/tfam/files/pdf_pressrelease/1201910051_1.pdf
「ユスーポフ公爵夫人」
https://www.fujibi.or.jp/our-collection/profile-of-works.html?work_id=532


