ヘアトリートメント商品を開発していた経験から、
お肌の敏感な方への使用方法のご提案をしています。
昨日は、
トリートメントを洗い流す時は、
ぬるめのお湯でしっかりすすいでみてください。
と、お伝えしました。
詳しくはこちらでご確認ください。
解説です。
ヘアトリートメントの効果を担っているのは、
ほぼ、カチオン活性剤と油分だと思っていただいて大丈夫。
○○植物エキスとかいうものは映画でいうエキストラと思っていただき、
ここでフォーカスする必要はありません。またいつか解説しますね。
・適量のカチオン活性剤が質感を柔軟に、指通り良くし、静電気を防ぎます。
・油分も髪にうるおい感を与え、パサつきを抑え、ツヤを与えてくれます。
‘適量の’を強調してみましたが、過剰なカチオン活性剤はかえってごわごわした質感を引き起こす場合もあります。
髪の表面のマイナス電荷をチャージできるだけのカチオン活性剤が付着していれば十分なのです。
意外でしたか?これを知っている人はそういないと思います。
有害な面もあり過剰には残したくないカチオン活性剤は洗い流し、
油分はできるだけ髪に残したい。
さてどうするか?
界面活性剤は水に比較的よく溶けます。
油は水では落ちなくてもお湯ではすっきり落ちること、食器洗いで実感されてますよね。
ぬるめのお湯でトリートメントをすすぐと、
余分なカチオン活性剤はすんなり落ちて、油分は残りやすくなるということです!
高温ほど油汚れが落ちやすくなるのは、
油分の流動性が上がり物理的に動きやすくなる、
界面活性剤の働きが活性になり油分が取り込まれやすくなる
という相乗効果と考えられます。
カチオン界面活性剤も洗剤の一種なんですよ。
*カチオン界面活性剤についてはこちらで解説いたしました。
とうい訳で、
ぬるめのお湯でしっかりすすいでみてください。
剤をたっぶりつけるより良い効果があると思いますよ。
介護退職から復帰して会社に戻った時、
お客様窓電話窓口で、
湯船に浸かる間ぐらいまでは付け置きしても良い、
ぬめりが少し残る程度ですすぎを止めるのが良い、
と案内されるようになっていてぎょっとしました。
まあ、健常な皮膚なら問題は起きないでしょう。
しっかりすすいでくださいと言うのは、開発担当者としては実のところ勇気が要ります(笑)
有効な油分などは少しでも多く髪に残ってもらいたいですからね…。
でも、お肌の敏感な方にとっては話が別です。
今現在お肌に何の悩みもないという方なら、
知ったこっちゃない、大げさな話だと聞き流していただいても結構。
でも、トラブルを感じ始めたら思い出してくださいね。
