今日は映画と美術館をハシゴする贅沢日。
ごそごそと冬眠から這い出してきております。
どちらも会期終了が迫っての止むを得ずのハシゴでしたが、
果たしてこの組み合わせいかがなものだろう?
映画『世界で一番美しい村』
2015年のネパール大地震の震源地近くの山村の復興を追ったドキュメント。
ロシアの女帝エカテリーナ2世のコレクション『大エルミタージュ美術館展』
見上げればそこにヒマラヤを仰ぐ自然厳しい環境で土に根ざして生きる人々の、
ましてや震災からの再建のために地を這うような営みに、
逞しくおおらかに生きることの大切さを教えてもらいました。
ロシア帝国の栄華の礎を築いた女帝が自室の奥に設けた展示室で密かに愛でていたという名画の数々に、
かりそめながら優雅な気分になりました。
どっちの世界も好きだ!
意外にもこの両極端な世界が妙に自分の中で融合して、
とても幸せな気分になって帰ってまいりました。
ネパールの映画で活力をもらって、そのあと贅の極みを鑑賞したから、
絵画も生き生きと感じられたのかもしれません。
映画はというと、
“ただ生きるということを楽しむ”という
人間の基本中の基本のお手本を見せてもらった感じ。
震災により守ってきたもの築いてきたものを失い、
大人たちはどうしたって悲観を隠せない場面もある。
けれど、劣悪な環境の中でも楽しみを見つけて笑顔を絶やさない子供たちに
多くのものを望まない純粋な心が見て取れて、
こんなふうに子供たちを育てられるこの村の人たち、この環境は素晴らしいな
と思いました。
大物の審美眼でコレクションされた絵画群も優美で心温まるものが多く素敵でした。
帝国を采配する女帝が職務の合間、絵に囲まれて和む姿を想像…。
そんな視点で観てみると、
なおのことそれぞれの作品の良さが際立って感じられました。
私のお気に入りは、『鳥のコーラス』
どの鳥も人間臭くてユーモラス。
好き勝手に歌う鳥達をまとめようと困ってる指揮者フクロウに女帝が重なるんですけど…。
『聖母マリアの少女時代』
などなど。
絵画はけっこうどんなものでも好きで、
こういった古典的絵画も眺めていている時間が幸せです。
『運河のある建築風景』
なぜにか、ローマの廃墟を題材にしたものにはノスタルジーを感じて
離れられなくなります。
この展覧会は兵庫県立美術館で14日まで開催しています。
安藤忠雄の黄金バランス建築美も、かっこいいです。併せてご鑑賞を。
いつもはここに『ジャコメッティ』のブロンズ像が居るのですが、出張中でした。
残念。
映画、絵画の写真はそれぞれのHPからお借りしました。
『大エルミタージュ美術館展』⇨ こちら14日(日)まで!
『世界で一番美しい村』⇨ 大阪での上映は終わってしましましたが、
ホームページだけでもご覧になって。
再放映があれば是非に!
天秤座生まれ、
感性が満たされると人生が潤うようにできているんですよ、ほんとは。
今年はたくさん芸術鑑賞したいと思います。






