寒い寒いと言っているけれど、着実に春は近づいてきていますね。
『ギャラリーねこ福』の庭では蝋梅(ろうばい)が咲き始めています。
この花、とても良い匂いがするのですよ。
香りもしっかりしているので、庭中に香りが立ち込めます。
花びらが蝋細工のようにツヤがあり ぼってりと厚みがあるのでついた名前なんでしょうね。
『ギャラリーねこ福』の庭には、昔っから植えられている大きな木もありますし、
私の時代になって買ってきて植えた花木もあります。
どの季節にも彩りが絶えないように、
季節ごとに次々と花が咲き変わるように 花時期の異なる花木を植えたしてきました。
蝋梅の向こうに、先日まで満開だった山茶花(さざんか)が見えるでしょ。
山茶花から蝋梅へバトンタッチの時期が来たのですね。
この蝋梅は、寝たきりで寝返りさえもできなかった母に、部屋の窓を開けたら香りだけでも感じてもらえるようにと植えました。
駅前の大きな神社の縁日に出る植木市に、ガイドヘルパーさんに手伝ってもらって車椅子押して母と一緒に買いに行きました。
家に居着かない娘だったので、母が倒れて介護が必要になるまでろくに一緒に出掛けることもしませんでした。
車椅子を押して出かけた記憶しか 鮮明に残っていません。
今、杖をついたおばあさんに歩調を合わせてお出掛けされている母娘の姿を見かけると、
生活のペースをそんな時だけでも弛めて 一緒に歩いてみておけば良かったと残念に思います。
お母様がご健在な皆さん、お元気なうちにたくさん一緒にお出掛けしてくださいね。
親のためと思ってしたことは、後になって、自分のために思い出作りに付き合ってくれていたんだと気付くことになりますよ。
ギャラリーの蝋梅は、ちょっと寂しい気持ちも混じる 母との大切な思い出の花です。

