産んで親になるのではなくて、育てて親になっていくのだと思う。 | 名古屋の編集ライター、そしておにぎりやさん。

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名古屋在住の編集者ライターです。
おにぎりやさんもやっています。

仕事、暮らし、思うことをあれこれ綴ります。

先日の出店に、おにぎりやさんの「おにぎりブローチ」を作ってくれている「針と糸」さんご夫妻が遊びに来てくれた。

 

赤ちゃんを産んでから初めての対面。

たくさん抱っこさせてもらって、夫妻が引くくらいむぎゅむぎゅさせてもらって笑、赤ちゃんて、あぁこんなに癒されるのか〜ってつくづく思った。

 

というのも、こんな感情。

10年前のわたしには微塵もなかった。

だから抱っこしながらそんな風に思う自分に驚いていたし、

先日、6ヶ月になる子どもを育てる友達と話したことも思い出していた。

 

友達は、自分が望んで産んだ子どもなのに、
イライラしてしまうことが多くて、うっとうしいとすら思ってしまう。
かわいいと思える時もあるけど、かわいいと思えない時もある。
どうしたらいいのだろう…という話していた。

すごく分かる。
わたしもそうだった。
いや、その気持ちは現在進行形かもしれない。

かわいいと思えることもあれば、
憎らしくて仕方ないこともある。
その年齢で、それぞれ悩むことはあるんだよね。

頼むから1人にしてくれ〜って、
何度思ったか分からない。

子どもがいない時は、自分のために時間とエネルギーをすべて使えた。
産んでから3ヶ月は産んだことを後悔していたし、
産んで1年?2年?は、「これって向いてないわ〜」と思いながら育児をしていた。

よく芸能人やモデルさんがブログなどで、
「うまれてきてくれてありがとう。もう愛情で胸がいっぱいです♡」なんてことを書いているけど、あれってウソだ、って思っている。

産んだだけで愛情が溢れ出てくることなんて、ないよ。
もう、断言しちゃうけど。

自由に動ける友達が心底うらやましかったし、
外で自由に働く夫に対してはうらやましさを通り越して、妬ましささえあったと思う。

当時はSNSなんてものはなかったのにこんな気持ちだったのだから、
いまの時代のお母さんはいろいろと惑わされることが多くて
さぞやたいへんだろうなと思う。

そんな話を友達に話したら、
友達はほっとした顔をした。
そっかー、自分だけじゃないんだなって。

いま考えればあたりまえのことなのだけど、
子育て真っ最中で、外との関係がほとんどない小さい子を抱えるお母さんは、
いつだってそんなあたりまえのことを見失ってしまう。

10年子育てをしていて思うのだけど、
産んだからって突然母性はやってこない。
もう一度、断言しちゃう!

育ててはじめて母性が芽生えて、

愛せるようになるんだって心から思う。

わたしはそう思えるまでに本当に何年もかかった。
だから、安心してよ。
友達も、世の悩めるお母さんたちも。

もともと子どもはそう好きではなかったけど

いまなんて誘拐や病気の話をテレビで見るたびに知らない子でも胸がきりきり痛むし、
友達の赤ちゃんを抱っこするだけで母乳が出そうな気がするし。

 

時間を共有して育てていくうちに愛情は深まっていく。
そしたらなぜか他の子も愛せるようになるというおまけ付き。
なんだかいまはそう思うのです。

少しずつー、少しずつ。

 

 

針と糸夫妻のご子息と。

カイくん、今度はカメラ目線でよろしく!

photo by TAKAHIRO