良き書き手である前に、良き聞き手であるということ。平松洋子さんのトークショーにて。 | 名古屋の編集ライター、そしておにぎりやさん。

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名古屋在住の編集者ライターです。
おにぎりやさんもやっています。

仕事、暮らし、思うことをあれこれ綴ります。

平松洋子さんの新刊、
『食べる私』(文芸春秋)を読んでいます。


きっかけは、「カイツブリの塔」というイベントで、
平松洋子さんのトークショーに参加したから。

平松さんにお会いして、
「聡明な人」というのはこういう人のことを言うのだろうと思った。
エッセイストととして数々の著作をお持ちの平松さんですが、
良き書き手である前に、良き聞き手であるのだろうと感じました。

トークショーが終わった後に、
著書本にサインをいただいた。
少しだけ、お話ができた。

真っすぐな目で私の話を聞いてくれて、
絶妙な相づち。
まぶしく、とてもドキドキした。

平松さんと同じ土俵で話ができるわけではないけれど、
僭越ながら物書きのはしくれとして、
ときどき文章講座なるものをさせてもらいます。

その時に必ず伝えるのが、
良き文章を書きたいのなら、良き聞き手でなければいけない。
充分に話が聞けたら、その文章は成功したようなものだと。

これは私の物書き人生におけるセオリーだけれど、
今回平松さんとお会いして、お話をして、
あっ、間違っていなかったかも…と、
なんだか救われる気持ちになりました。

平松さんの本を少しずつ読み進めている中で、
文章への気持ちがふつふつと高まっています。

私もあんな真っすぐな目で誰かの話を聞きたい。
そして、聡明な文章を書けるようになりたい。
まだまだ物書き人生は修行です。



驚くほど、素敵な字を書かれます。
万年筆でしゃっしゃと書く所作が、また美しかった。