14日間の日照り | 自然が教えてくれること

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流美農園のブログ


いやはや。
今回の日照りは長く続きましたよ。

8月1日から8月14日まで、一滴も降らず。
台風の影響か、お盆に2日連続で降り、その後はまた降らず。

2週間続いた日照り中、
畑がどんな変化をするのか見てみようと、
何度か様子を見にいきました。

最初の1週間は、正直大したことはなかった。
ま、その前は梅雨だったしね。
ところが雨は降らず、気温は連日36・37度。
でもこれって百葉箱の中での値だから、地上はもっと高いはず。
1週間を越したころから、野菜はしょぼーんとなり、
「いくら朝露があるからってこんなもんじゃ足りんわいっ!」という声が聞こえてきそうでした。

流美農園は水がない。
唯一、隣のおじさまが親切心で置いてくださった風呂桶があるけど使ってない。
こりゃアブナイわと思い、隣のおじさまにササゲをおすそ分けしつつ「風呂桶にお水入れてくださらない?」とお願い。
万願寺などは秋まで収穫できるので、できれば枯らしたくなかった。
風呂桶のおかげで、2回ちょろちょろとお水をあげることができた(でもこれも、気休めにしかならない程度。あげてるそばから蒸発するほどの熱気)けど、今にもしおれそうな気配。
強いと聞いていたヤーコンさえ、ほとんどがかれちゃった。キューリも全滅。あーあ。

土はもう、少しの水分も含まずカラッカラ。カチカチ。
大根の種まきの時期なんだけど、こんなところに種なんてまけないってほどカッチコチ。
乾いたヘチマのスポンジのように(←わっかるかな~~はてなマーク)、カッチコチ。

もう、夏野菜も全部あかんわ!と思ってた。
まだほとんど収穫もできてないけど……スロースタートな流美農園は、実りも遅いのよ。

そんなとき、
降った。雨雨雨

2日連続でわりとしっかりした量。

一日目のあと、見に行くと、
なんと土は濡れてない。
あんなに降ったのに。
まるで、土の熱気で降ったそばから乾いていったかのよう。
少し掘ってみても、土の中に湿気がまったく無いのです。

2日目のあと、見にいくと、
土はしっかりと水分を貯めている。

野菜も生き返った様子。

↓これはキクイモ。
さすがに強いです。えっ?日照ってたん?知らんかったわぁ~という様子。



↓いまにも枯れそうだったトウガラシ。
いたって普通の顔。
しかも花芽をいくつもつけてる。恐ろしすぎる回復力!


↓夏に強いオクラも、つい数日前まではギリギリの表情だった。
たった2回の雨でもりもり回復。これから10月末頃まで実るでしょう。


↓ズッキーニ。
この農園では実は出来ないんですけど、定点観測として毎年種はまいてます。
案外強い。2週間の日照りに耐えられるんやぁ~~。


↓ささげ
さすがの暑さに強いささげも、水分がないとダメなようで……新しく出来てきた実も固くなってました。
そりゃそうです、水は要るもん!!
まぁでも、相当強いことはよくよくわかりました。
雨を受けて、きっと回復するでしょう。



やはり日本は恵まれています。
水が豊富。

今回のように、たまに雨が降らないというときもそりゃありますが、
一年を通じて、雨が降ります。
しかも、降りすぎない。
農をするにはとてもいい環境です。

そんな環境の中で、現代農業といえば、
ハウスや施設で天の恵みの雨をシャットアウトし、
計算によって導き出された量の水を「散水」する。

なんだか、もったいないなぁ~~と思ってしまいます。
いい野菜を通年流通させるためには野菜を「作る」ことが必要。
それは私も十分理解しています。
だから、せめて家庭菜園とかホビー農とかの人たちの一部の人が、
「野菜を作る農」から「環境を整える農」に目を向ければ、
ほんの少しずつかもしれないけれど、水資源の節約、ひいて言えば環境の回復・保全につながるのではないかと思うのです。

協生農法は自然の仕組みと動植物の協生関係を最大限活用することで、
資源を使わず労力を押さえつつ、収穫を期待できるというもの。

シーソーの左端に労力(時間、資材、力)、支点に自然の仕組み、そして右端に収穫(人にとってのメリット)。
自然の仕組みを理解しどのように活用するかでシーソー効果が高まるんです。
私の農園では、まだまだシーソー効果は低いですが、年月を重ねることで環境が回復することと、植物の特徴をもっと理解していくことで少しずつ高いシーソー効果を得られると思います。
そして人間にとってのメリットとともに、自然にとってのメリット(環境の回復)も得られるのがすばらしいですね。