
農をしている友人が困っていた。
夏野菜、軒並み虫がついて大変だと。
1週間ぶりに畑にいったら、たくさんの株が枯れていて、跡形もないものもあったと。
原因は?と聞いてみたら、根切り虫もあるし、マルチで超高温になってしまったのもあるし、畝も通路もマルチをしているので根腐れかもしれないと。
「清水さんとこは野菜キレイやね。
やっぱり自然の状態がいいのかな」と。
きちんとした性格の友人。
ぼかしを入れ、畝も畝間もマルチをし、肥料もあげる。
だけど……ちょっともやもやした感じをもっているようだった。
そういえば流美農園では「虫にやられた」ということはほとんどない。
野菜はけっこうキレイなんです。成長はゆっくりすぎるけどね~~

ここからは私の見解です。
野菜を「つくる」農は、「たくさん大きな野菜をつくり収穫する」という意味では、ある程度うまく行くんです。製造業みたいなものですから。
だけど、そのなかのプロセスに一つ「間違い」があれば、ぜんぶダメになる。
マルチだって、ちょくちょく様子を見て温度変化、水の状況を確認できれば調節ができます。そうやって、「加減」しながら技術で野菜を「つくる」ことが今の農なのですが、ちょっと様子を見れなかったりした間に「間違い」たとえば急激な温度上昇などが起こってしまえば、一度にオジャンになります。
その農を何年もやっている人が、他に目を向けて「やっぱり自然状態のほうがいいのかな」と言える、その素直な心を持っておられることがすばらしいと思います。
私から「協生農法のほうがいいですよ」と言うことはありません。
プロセスを選ぶのは本人ですし、なにより何をしたいのかという目的がわからなければプロセスの提案なんてできないからです。
でも、農をやる人のうち一人、また一人と、今の農について「あれ?」と思ったとき、他に目を向ける先つまり受け皿があることには大きな意味があると思います。友達のそばに私がいることは、小さいながらも意味があることだと思っています。
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