シリーズの最初の記事はこちら>>慣行農法・有機農業・自然農の違い1
今回は、慣行農法と有機農業について。

どの視点から見るかにもよりますが、
「自然の仕組み」という視点から見ると、
慣行農法も有機農業も大差はありません。
理由は、慣行農法も有機農業も、自然の仕組みから外れているからです。
どう、自然の仕組みから外れているかというと大きく二点です。
一つは、土を耕すこと。
前回、自然の仕組みをざっとお話しましたが、
土壌は自然界のあらゆる命が協力して作り上げた完全なバランスを持っています。
そしてすべての生き物は、その土に育まれています。

すべての生き物を育む力を、土は持っている、ということ。
土を耕すということは、
その仕組みを壊し、
すべての生き物を育む力を壊すということ。

土壌は何億年もかけて完成された仕組みを持っています。
一度耕したくらいでへこたれるようなものではありません。
何年かかかりますが回復します。
でも、毎年耕していたら、、、その仕組みは機能しないでしょうね。
土壌の浄化能力も同じ。
海が汚れないのは土壌に浄化能力があるからなのですが、
その土壌を壊してしまっては、海が汚れてしまいます。
そして二つ目は、肥料。
自然界には「肥料」という考え方はありません。必要ないものですから。
ではなぜ、慣行農法や有機農業で肥料を使うかというと、効率よく野菜ができるから。
簡単にいうと、肥大させてるってことです。出来た野菜は肥満です。
野菜は植物の一種。
原っぱでゆれる草と同じように、
誰も肥料をあげなくても他の自然界の生き物と協力しながら自分で必要なものを集めることができます。
肥料をあげるということは、
有機肥料であっても化学肥料であっても、
バランスを崩し細胞を肥大させてしまうということです。
肥料を土の中に入れるということも、土壌にとっては異常事態。
すべての有機物(生きている動植物とその糞尿、死骸)は、
土の上で朽ち、あらゆる動物と微生物によって分解されるのが自然の仕組み。
なのに、土の中にいれちゃったら、、、分解ができません。
これも、汚染の原因になっています。
私は以前は有機野菜を作る農業法人にいたことがあり、
マクロビオティックの健康法もしていたので、
「有機野菜は人と地球の健康にいいもの」とかなり根強く思っていました。
でも、自然界の仕組みから言うと、
有機農業も慣行農法も同じで
使っているものが違うだけ。
どちらも「自然ではない」というだけです。
最後に、今回の記事では慣行農法・有機農業・自然農を
「自然の仕組みという視点から」見て解析してたのですが、
何が良くて何が悪いってことはありません。
野菜を作る人も食べる人も、
個人の思想や好みで選べばいいですね。
そして食べるものが体を作るのですから、
何よりも、「食に何を求めるか」で選ぶといいですね。
次回は味について、です~~
