午後2〜4時ごろになると、急にだるくなったり、眠気に襲われたりする方はいませんか。私も、ごくたまにあります。昨夜はよく眠ったはずなのに、どうしてだろうと思うこともありますよね。ここでお話しするのは血糖値の問題ではなく、健康なはずなのに体が重く感じる、そして甘い物が欲しくなる、という状態についてです。それは、中医学でいう「脾胃」の働きと関係しているかもしれません。
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マレーシア政府認定の
ウェルネス・メディカル気功師として、
ジンジャン政府複合病院傘下の
保健省認定ホリスティックセンターで、
気功施術者として臨床に携わっています。
病気や怪我、慢性的な身体の不調から、
メンタル面の疲れやストレスまで、
身体と心を切り離さず、
その方全体を一つとして捉える施術を行っています。
またプライベートでは、
対面に加えて、世界中の方を対象に
遠隔での施術も行っています。
このブログでは、
日々の施術の現場で感じたことや、
年齢とともに変化していく身体との向き合い方、
そして日常の中で、
無理なく取り入れられる
気功・呼吸・意識のヒントを綴っています。
どうぞよろしくお願いします!
(こんな臓器はありませんが、主に胃のことを考えてみてください)
昨日の記事も脾胃について書いています。
昨日、気血の話を書きました。その中で出てきた脾胃。
中医学では
食べた食事や飲み物を、体の一部へと変えていく場所が脾胃です。
ここが元気な人は、特別な栄養を摂らなくても元気です。
反対に、ここが疲れていると、良いものを食べても力に変わりません。
(内臓が強い人と言えば、胃が強い人ですね!)
「しっかり食べているのに疲れる」
「血液検査は正常なのにだるい」
「休んでも回復しない」
こうした状態は、巡りの問題でも、栄養不足でもなく、
【作る力】が弱っているサインかもしれません
。
40代頃から、なんとなく消化が遅くなったと感じる方も多いと思います。
そんな時は、脾胃を休ませてあげることが大切です。
食べ過ぎを避け、胃の負担を減らします。
これが胃にとっては最高の養生です。
脾胃は働き者ですが、とても無口です。(どの臓器も無口かも…
)
悲鳴の代わりに、眠気や重だるさとして合図を出します。
食後にぼんやりする
午後になると集中できない
甘いものがやめられない
これは怠けているのではなく、
体が「エネルギーを作る余力が足りない」と知らせている状態です。
脾胃は、いわば気血の工場です。
工場が疲れると燃料が不足し、甘い物を欲し、
余分な水分を処理できなくなります。
その結果、だるさ・むくみ・皮膚トラブルなどが現れます。
脾胃が疲れてくると、まず「甘味が欲しくなる」という変化が起こります。
脳が欲しているように感じますが、中医学では少し違う見方をします。
甘味は「脾を助ける味」とされ、脾胃が弱ると体は本能的にそれを求めます。
つまり欲求は意志の問題ではなく、体からの要請です。
ただし、ここでいう甘味は砂糖ではありません。
米・芋・かぼちゃなどの自然な甘味です。
砂糖やお菓子は一時的に楽になりますが、吸収が速いため、さらに欲しくなります。
すると脾胃はさらに疲れ、「作る力」は少しずつ低下していきます。
脾胃にはもう一つ役割があります。
体内の水分を必要な場所へ送り、余分を処理する働きです。
この働きが落ちると「湿」がたまり、
むくみ
体の重さ
軟便
皮膚の不安定さ
といった症状が現れます。
脾胃を労わるのは難しいことではありません。
食べ過ぎない
冷たい物を飲み過ぎない
食後に無理をしない
中医学で「冷たい物を控えましょう」と言われるのは、
内臓、とくに脾胃を疲れさせないためです。
夏の終わりに胃腸の調子が崩れやすいのも、
冷たい飲食の影響が大きいと考えられます。
では、なぜ午後2〜4時頃に眠くなるのでしょうか。
中医学では、この時間帯は「脾が最も働く時間」とされています。
急に集中力が落ちる
まぶたが重くなる
甘い物やコーヒーが欲しくなる
体が重だるくなる
こうした変化が起きやすい時は、脾胃が疲れている可能性があります。
脾は食べ物を気へ変える働きを担っています。
働きが弱いとエネルギーを作りきれず、体は休ませようとして眠気を起こします。
この時間帯に強い眠気が出る人ほど、まず脾胃を整えることが土台になります。
整ってくると、午後の眠気は軽くなり、
甘い物やカフェインへの欲求も自然に減っていきます。
体は常に、小さな合図を送っています。
午後の眠気は、その中でも分かりやすいサインの一つです。
【補脾(消化力を回復させる食べ物)】
山芋、蓮の実、にんじん、かぼちゃ、おかゆ、蒸したさつまいも。
【気滞の脾胃を開く食べ物】
(胃が重い、詰まる感じ、食欲はあるのに食後苦しい、ストレス性胃腸のとき)
フェンネル、ミント、紫蘇、しょうが、カルダモン、
加熱したねぎ、プーアール茶、ジャスミン茶。
胃を労わるということは…
クヨクヨ思い悩まず、
胃の重い時には、消化の良い軽いものを。
腹八分目を心がけて、
良く噛んで食べ、
冷たいものはなるべく避けること。
適度に自然の甘味を摂って、
時には胃の周りを優しく
時計回りにマッサージをするのも良いですね!
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