心配事があって食欲がわかない、栄養バランスを考えて食べているつもりでも、元気が出ないことはありませんか?それは食事量の問題ではない場合があります。胃は「食物や飲み物を消化酵素で分解する臓器」とみなされていますね。一方で中医学では、脾胃と呼ばれる部位があります。これは「生命の発電所=血と氣を作る臓器」と考えられています。何で、違うの?と思いますよね? 西洋医学の胃 は、酵素で分解、殺菌、そして十二指腸へ送り出すと3つの働きがあります。一方で、中医学では範囲が広く、消化から吸収、そして体力に変わるまでの働き全体という概念があります。
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マレーシア政府認定の
ウェルネス・メディカル気功師として、
ジンジャン政府複合病院傘下の
保健省認定ホリスティックセンターで、
気功施術者として臨床に携わっています。
病気や怪我、慢性的な身体の不調から、
メンタル面の疲れやストレスまで、
身体と心を切り離さず、
その方全体を一つとして捉える施術を行っています。
またプライベートでは、
対面に加えて、世界中の方を対象に
遠隔での施術も行っています。
このブログでは、
日々の施術の現場で感じたことや、
年齢とともに変化していく身体との向き合い方、
そして日常の中で、
無理なく取り入れられる
気功・呼吸・意識のヒントを綴っています。
どうぞよろしくお願いします!
中医学の脾胃は、胃という臓器ではなく
食べたものが体力になるまでの働き全体を指しています。
私もそれを知った時には、「えっ?どうして?」と驚きました。
少しイメージしやすいように、図にしてみたのが、こちら。![]()
そして、たとえば
同じ量を食べても元気な人と疲れる人がいる
あるいは、
食後に眠くなる人とならない人がいる
と、人によって違いがあると思います。
食べ物がどうやって体力になるかを説明するために、
中医学では【気血】という言葉を使います。
中医学(漢方)で、気血とは?
気=生命活動のエネルギーや働きそのもの
血=体を養う材料、すなわち栄養・潤い・回復の材料を言います。
気は体を動かす力、血は体を養う栄養。
元気とは、この二つが足りて、きちんと巡っている状態です。
体力になる → それを中医学では気血と呼びます。
食べているのに元気が出ないときは、
量ではなく脾胃の働きが関係しているかもしれません。
特に、興味深いのが、脾胃は「悩み事や心配ごとがあると、働きが弱くなること」です。
実は現代医学でも、心配事があると胃の働きが落ちることが知られています。
これは自律神経が影響するためです。
試験前や緊張した場面で食欲がなくなる経験はありませんか?
中医学では、これを「脾胃が影響を受けている」と捉えます。
つまり、消化は食べ物だけでなく、心の状態にも左右される働きなのです。
特に海外生活が長い私にとっては、一時帰国すると驚くことがあります。
それはTVのCMで、整腸薬や胃薬のCMが多いことです。
20代の私は、このCMのようにしばしば胃の調子が悪くなり、
病院へ行ったものです。ストレス性の胃潰瘍とか、胃炎とか。
つまりストレスに弱い臓器という見解が、
洋の東西を問わずに、胃にはあるような気がします。
食欲がない、食べても元気が出ないという状態は、
体が弱っているというより、脾胃が少し疲れているサインなのかもしれません。
私たちはつい腹八分目よりも、もっと食べがちのような…![]()
身体は量ではなく【受け取る力】で元気を作っています。
身体は、食べ物だけでなく過ごし方によっても養われています。
クヨクヨ考えたり、心配事をたくさん作り出したり…
スマホやTVに夢中になって食べていたり…
意外とやっているかと思います。
元気は「落ち着いて食べられた日」から
戻り始めるのかもしれません。
たまには、座ってゆっくり、
食物だけに集中して食べてみる。
腹八分目で、良く噛んで食べるなど…![]()
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