なぜ今まで片付かなかったのかを

 

一緒に見つけ、


その方にできる方法を考えていく。

 

そんな片付けをお伝えしている、

 

整理収納コンサルタントの須藤昌子です。

 

「モノが多いから片付かない」と思っていた52歳のともこさん

 

「家中の収納が、

 

どこもいっぱいなんです。」

 

 

そうお話しくださったのは、

 

52歳のともこさん(仮名)。

 

 

片付けたい気持ちは、

 

ずっとありました。

 

 

これまでにも、

 

本を読んだり、SNSを見たりして、

 

有名な片付け方を

 

いくつも試してきたそうです。

 

 

「今度こそ。」

 

と思って始める。

 

最初は頑張れる。

 

でも、途中で手が止まってしまう。

 

 

結局、最後までできない。

 

 

そして、しばらくすると、

 

またモノが増えている。

 

 

そんなことを

 

何度も繰り返していました。

 

 

収納の中は、モノでぎゅうぎゅう。

 

 

何が入っているのか、

 

自分でもよく分からない。

 

 

結局使っているのは、

 

いつも同じモノばかり。

 

 

「もう、自分では

 

手に負えないと思いました。」

 

そんな状態を何とかしたいと、

 

レッスンに申し込んでくださいました。

 

 「片付かない原因は、何だと思いますか?」

レッスンで私は、

 

ともこさんにお聞きしました。

 

「どうして今まで

 

片付かなかったと思いますか?」

 

すると、

 

「やっぱり、

 

モノが多すぎるからだと思います。」

 

という答えが返ってきました。

 

 

 

そして、

 

「捨てようと思っても、

 

まだ使えると思ってしまうんです。」

 

 

「捨てるのはもったいないし、

 

また使うかもしれないと思って、

 

結局しまってしまいます。」

 

 

「先延ばしにしてしまうのも、

 

いけないと思います。」

 

 

ともおっしゃいました。

 

 

 

ともこさんの中では、

 

モノが多い。

でも、もったいなくて捨てられない。

判断を先延ばしにする。

収納がいっぱいになる。

だから片付かない。

 

そう考えていたんです。

 

 

 

確かに、収納に対して

 

モノの量が多ければ、

 

片付けにくくなることはあります。

 

 

でも、

 

私はもう少し違うところが

 

気になりました。

 

 

本当に、「モノが多いこと」だけが、

 

今まで片付けられなかった

 

理由なのでしょうか。

 

 こんなに片付け方を知っているのに、なぜできなかった?

そこで、ともこさんが

 

今までやってきたことを、

 

もう少し詳しくお聞きしました。

 

 

すると、

 

「使っているモノを残す。」

 

「種類ごとに分ける。」

 

「置く場所を決める。」

 

「収納に入る量まで減らす。」

 

その時々で知った片付け方を、

 

ともこさんは、

 

ちゃんと実践しようとしていたことが

 

分かりました。

 

 

むしろ、

 

片付けようと、

 

ずっと頑張ってきた方だったんです。

 

 

それなのに、続かなかった。

 

 

だとしたら、

 

「もっとちゃんとやる。」

 

「今度こそ最後までやる。」

 

ではなく、

 

私は、

 

「どうして、その方法を

 

最後までできなかったんだろう?」

 

を考える方が大事だと思うんです

 

 「方法を知っている」と「自分にできる」は違います

片付けの情報は、

 

今たくさんあります。

 

 

本を読めば、

 

「こうすれば片付く。」

 

と書いてあります。

 

 

SNSを見れば、

 

きれいに片付いた収納と一緒に、

 

その方法も紹介されています。

 

 

 

それを見ると、

 

「なるほど。こうすればいいんだ。」

 

と思います。

 

 

そして、その方法を

 

そのまま自分の家でやってみる。

 

 

でも、ここに一つ落とし穴がある

 

と思っています。

 

 

それは、

 

その方法が正しいかどうかと、

 

自分が無理なくできるかどうかは

 

別だということ。

 

 

 

例えば、

 

きれいに畳んで収納すれば入る。

 

でも、自分は畳むことがとても面倒。

 

種類ごとに細かく分ければ探しやすい。

 

でも、自分は細かく分けて

 

戻すことが続かない。

 

 

「今使っているモノを残す」

 

と言われても、

 

 

自分は「まだ使えるモノ」を

 

手放すことに引っかかってしまう。

 

 

そこで止まっているのに、

 

「この片付け方が

 

できれば片付くはず。」

 

と、方法を

 

実践することばかり考えてしまう。

 

 

すると、また途中でできなくなります。

 

 

そして最後には、

 

「やっぱり私は片付けが苦手なんだ。」

 

となってしまうんです。

 

 モノを見る前に、自分の「できない」を見る

ともこさんに必要だったのは、

 

新しい片付け方を、

 

もう一つ知ることでは

 

ありませんでした。

 

 

 

まず必要だったのは、

 

今まで自分は、

 

何ならできて、

 

何ができなかったのかを知ること。

 

だったんです。

 

 

 

これは、とても

 

大事なことだと思っています。

 

 

例えば、

 

「使ったら戻す」ができなかった。

 

 

そこで、

 

「戻す習慣をつけなきゃ。」

 

で終わらせない。

 

 

どうして戻せなかった?

 

と考えてみる。

 

 

「モノを減らせなかった。」

 

だったら、

 

「私は捨てられない人だから。」

 

で終わらせない。

 

 

何が引っかかって、

 

決められなかった?

 

と考えてみる。

 

 

「途中で片付けをやめてしまった。」

 

だったら、

 

「私は飽きっぽいから。」

 

ではなく、

 

どこから嫌になった?

 


何をしようとしたところで

 

手が止まった?

 

と考えてみる。

 

 

そこが分かって初めて、

 

自分ができる方法を

 

考えることができます。

 

 「まだ使える」は、誰の基準でしょう?

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もう一つ、

 

ともこさんのお話で

 

気になったのが、

 

「まだ使えるから捨てられない。」

 

という言葉でした。

 

 

 

確かに、そのモノは

 

まだ使えるのだと思います。

 

 

でも、

 

「まだ使えるモノは持っておく」ことを、

 

ともこさん自身が

 

本当に選んだのでしょうか。

 

 

モノは使えるうちは

 

捨てない方がいい。

 

 

 

使えるモノを捨てるのは

 

もったいない。

 

 

いつか使うかもしれないなら

 

取っておく。

 

 

 

私たちは、

 

そんな言葉をいろいろなところで

 

聞きながら暮らしています。

 

 

 

そして、いつの間にか、

 

それが自分の判断の基準に

 

なっていることがあります。

 

 

でも、その結果、

 

収納がぎゅうぎゅうになり、

 

何を持っているのか分からなくなり、

 

使いたいモノを取り出しにくくなり、

 

それでも、

 

「まだ使えるから。」

 

と持ち続けている。

 

 

だとしたら、一度、

 

「私は、何を大事にして

 

持つモノを決めたいんだろう?」

 

と考えてみてもいいと思うんです。

 

 

 

「まだ使える」という

 

モノの状態を優先するのか。

 

 

自分が使いたいモノを

 

スムーズに使えることを優先するのか。

 

答えは、人によって違います。

 

 

大切なのは、

 

誰かの基準を

 

そのまま使うのではなく、

 

自分が何を優先したいのかを知って、

 

自分で選ぶことだと思います。

 

 

 

 片付け方を増やす前に、知ってほしいこと

 

片付かないと、

 

新しい方法を探したくなります。

 

「もっと簡単な方法はないかな。」

 

「私にもできる片付け方はないかな。」

 

そう思って、

 

また本を読んだり、

 

SNSを見たりする。

 

 

でも、

 

その前に一度、

 

今まで自分がやってきた

 

片付けを振り返ってみてほしいんです。

 

 

私は、何ができた?

 

何ができなかった?

 

どこで止まった?

 

そのとき、何を嫌だと思った?

 

ここが分からないまま、

 

また誰かの片付け方を持ってきても、

 

同じところで

 

止まってしまうかもしれません。

 

 

 

ともこさんが

 

片付けられなかったのも、

 

片付け方を知らなかったからでは

 

ありませんでした。

 

 

むしろ、たくさん知っていました。

 

 

でも、

 

「自分は何ならできて、

 

何ができないのか」

 

を知らないまま、

 

人のやり方やモノに対する価値観を、

 

そのまま自分にも当てはめようとしていた。

 

 

そこに、今まで片付けが

 

最後まで進まなかった理由があったんです。

 

 

 

 失敗した片付けも、無駄ではありません

 

私は、

 

これまで何度も片付けに挑戦して、

 

途中でやめてしまった方に、

 

「また失敗した。」

 

と思ってほしくないんです。

 

 

なぜなら、

 

そこには、

 

自分にできる片付け方を

 

見つけるためのヒントが

 

たくさんあるから。

 

 

途中で嫌になったなら、

 

何が嫌だった?

 

 

続かなかったなら、

 

何が大変だった?

 

 

元に戻ったなら、

 

何が戻しにくかった?

 

 

そこが分かれば、

 

次は同じ方法を頑張る必要はありません。

 

 

別の方法を選べばいいんです。

 

 

片付けで本当に大事なのは、

 

有名な方法を最後まで

 

やり切れることではありません。

 

 

 

自分が何ならできて、

 

何なら無理なく続けられるのかを

 

知ること。

 

 

 

そして、

 

人から教えてもらった方法を

 

正解にするのではなく、

 

その中から、

 

自分にできる方法を

 

選べるようになること。

 

 

私は、そこが分かると、

 

片付けはずっとラクになっていくと

 

思っています。

 

何をやっても途中で止まってしまう方へ

もし、

 

本も読んだ。

 

SNSも見た。

 

いくつもの片付け方も試した。

 

それでも片付かないのであれば、

 

もう一つ新しい片付け方を探す前に、

 

「なぜ、今までの方法は

 

私には続かなかったんだろう?」

 

と考えてみてください。

 

 

「モノが多いから。」

 

「捨てられないから。」

 

「先延ばしにするから。」

 

自分では、それが原因だ

 

と思っているかもしれません。

 

 

でも、そのもう一つ奥に、

 

今まで気づいていなかった

 

「できなかった理由」

 

があるかもしれません。

 

 

 

レッスンでは、

 

片付け方をお伝えする前に、

 

今まで何をやって、

 

どこで止まって、

 

なぜうまくいかなかったのかも

 

お聞きします。

 

 

それが分かるからこそ、

 

その方にできる方法を

 

一緒に考えることができるからです。

 

 

片付けられなかった原因は、

 

「あなたが片付けを

 

ちゃんとできなかったから」ではなく、

 

まだ、自分にできる片付け方を

 

見つけられていなかったからかもしれません。

 

そこから考え直してみると、

 

片付けは、今までとは

 

違うものになっていくと思います。

「やらなきゃ」を手放して

   片付けられる自分に変わり

      心豊かな暮らしを育み

         安らぎの空間を作る

 

 

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