【菊と稲荷】の始まりの物語はコチラです→『プロローグ。』
<あらすじ>
『怖いと思われている稲荷の誤解を解いてほしい』
その言葉と共に、六甲山の高取神社で
「神様」という存在に、前よりも強く接続してもらった私。
前からついていたという高野山の清高稲荷大明神さまの
子狐眷属の姿も確認できるようになり、
奇妙な共同生活(?)が始まっていた。
***
前回のお話の続きです。
本殿隣の琴比羅さんに祀られる大物主神。
この大物主神との”恵比須大黒”コンビで打ち出すことを伝えると、
戸惑った主祭神の八重事代主命。
菊「その戸惑いの理由も気になるので、琴比羅さんにお参りに行ってきますね」
八重事代主命(以下:八)「私は……ここにいようかな」
菊「(萌え!)かしこまりました♪ ちょっと初参拝してきます!」
本殿の八重事代主命から一旦離れ、お隣の境内末社に。
菊「わ。…………こんなに立派でいらしたんだ……」
先週ここに初めて来た時、隣に小さなお社があると認識はしていたものの、
意識して拝見することもしなかったようで。
趣のある塀に囲まれたそのお社は、
想像していたより、ずっと威厳のある御神域でした……✨
鳥居をくぐろうとすると、そこの木に野鳥が飛んできた。
菊「三輪山の事代主神の肩に止まっていた小鳥みたい。可愛い!」
なかなかそこを去らない小鳥を見ていると、
歓迎されているようで嬉しくなった。
中に入らせて頂くと、そこには由緒を感じる存在感の狛犬が。
菊「さすが大物主神さま。狛犬さんもめっちゃかっこいい……」
そして私は、大物主神に集中しようとした……時に、気がついた。
菊「金!」
お社に「金」と。ある。それを見て思い出した……
菊「 "金" って……先週、八重事代主命さまからの言葉メモに書いてた!」
確認しようとiPhoneのメモを開いてみた。
菊「…… "金" ……そして ”親” って書いてるやん💧」
先週【菊と稲荷】に八重事代主命のことを書いた時、
なんかこの言葉はピンと来ないなと無視していた二文字。
菊「もしかして先週から、八重事代主命さまは
大物主神さまのことを伝えて下さっていたのか……」
じゃあますます、こちらの大物主神のことも知らなければ!✨
そう思った時に、目の前に新たな神が現れた。
菊「(わ!!)」
神「……………」
菊「………は、初めまして……先週は失礼いたしました」
打ち出の小槌に大きな袋…………
小物は七福神の大黒さんだけど、めっちゃ色気ありはる💧
大物主神(以下:大)「 "コンビ売り" をすると」
聞いてはったんですか💧(焦)
大「……それは正しい。理由は、お前が感じている速攻縁結びには、私の力も重なっているからな」
菊「あ。……………確かに!!!」
八重事代主命は「えびす神だけど縁結びに強い」って思ったけど、
こちらに「縁結びといえば!✨」の大国主命の分身(?)神がいてはった!
大「……私の神徳は縁結びではないのだが」
菊「そうなんですか?」
大「五穀豊饒や、産業・文化の繁栄といった日々を豊かにする力だ。
小物を見ればそんな感じがするだろう?」
確かに。打ち出の小槌に大きな袋。縁結びではないですね……
大「八重は本殿からは出てこないんだな(笑)
ウブいやつ。第一御子ならではの真面目さの塊だな」
菊「??」
大「そこが八重の強みなのだが。
私がつい、からかってしまうから(笑)」
大「宮司が "ここの神は仕事が早い" と言っていた所以だ。
私と八重の個性が重なると、あっという間に届くんだよ」
菊「気になります………………どんな個性なんですか???」
八「ちょーーーーーーーっと…………ッッ!!!」
大「来た来た。笑」
八「大物主神さま、やめてくださいよ!」
大「なぜに? 長所なのになぜ気にするんだ?」
八「あなた僕のことだけじゃなくて、ご自神のことも話されるんでしょ?
もう恥ずかしいからやめてください!」
菊「???」
大「何が恥ずかしいのか分からん。失礼なヤツだな」
八「もー ちょっと。女性だし、やめましょう!!」
菊「???(私?)💧」
大「……じゃあ話さず貼ろう。ペタ」
(大物主 - Wikipediaより)
菊「………………確かに………」
八「信じられない………………」
大「この通り。話が早い」
八「なぜドヤ顔なんですか!? 僕にはついていけません」
大「そういうお前だって、鰐(ワニ)になってまで……」
八「わーーーーーーーーー!!!!」
子狐2「例の"夜な夜な"ですか?!」
菊「おいッ!💧」
大「神話だ。気にするな。なっ!」
シーン…………
菊「ですよね。神話です!」
八「…………………」
なんか。
大物主神の大物感がすごい。
菊「えっと……大物主神さまの個性(?💧)は分かりました。
では八重事代主命さまの個性とは?」
大「一途なんだよ。八重は」
八「もういいですから! もう、ね! あっち行こう!💦」
菊「八重事代主命さま! 一途って!!✨✨
めっちゃ素敵なワードですよ!✨ 詳しく聞きたいです!」
大「好きになるのはただ一人。
その女神のもとに通い詰めた」
小狐2「例の "夜な夜な" ですね」
菊「ちょっとッ!」
八「…………💧」
菊「なぜそんなお顔をされるんですか?
最高じゃないですか!!」
大「なあ。そうだろ? 長所でしかないのに。
八重のそのよそ見しない一点集中できる力、
そこに私の話の速さが重なるから
あっという間に縁結びが叶うことが多いんだよ」
菊「話の速さ(……)ま、まあ確かに……
大物主神さまと八重事代主命さまの御神徳が重なれば……」
大「神徳じゃないけどな。"個性" だ」
確かに。
《まだ続く♪》


















