同情するなら、放っておいてくれ! | コノ国の体裁(カタチ) ~幻像『大英帝国』の住人達~

コノ国の体裁(カタチ) ~幻像『大英帝国』の住人達~

 閃いて、まさに!という想いでつけたのですが……司馬遼太郎さま、ごめんなさい……!
 

 

 

 

  「で~、どうだったのかしらあ~?」

 

 

 

  私を呼びに来る直前に周囲の「オバちゃんズ」という感じで楽しそうにお喋りしていたからか、「バーバ」はいつも以上に機嫌よく話し掛けて来た。

 

 

  「まあまあです…」

 

 

  そう言いながら私は「宿題」だった履歴書を彼女に差し出した。

 

 

  「Well Done!」

 

 

 

  …どうも「バーバ」はこの言葉が好きらしい。

 

  

 

 

  とにかく。

 

 

  「バーバ」はその履歴書をチェックしながらふと唐突に

 

 

  「アナタ、今は

 

  『普段』ナニやってるの~?」

 

 

  …と聞いて来た。

 

 

 

  もちろん現在「無職」の上に同居家族も居ない私、

 

 

  「ヒマこいてダラダラしている」

 

  …と思うのが『普通』。

 

 

  …と、いうことは理解しているから驚きもしないし、彼女の場合は以前から「コノ国の一般的『無敵のヒト』」しか知らない人達に投げつけられた

 

 

  「どうせ昼まで寝た後は

 

  ソファに寝転んで

 

  テレビをダラダラと

 

  観たりしてるんでしょ~?」

 

  (注;「無敵のヒト」=職(金)ナシ・パートナーナシ・家族ナシ!……らしい🤣🤣)

 

 

 

  …というようなニュアンスは全くなく、ただ単純に

 

 

   「どうやって時間を

 

  『潰して』いるの?」

 

  …と知りたいだけだ、というのは口調で判った。

 

   (因みに我が家にはソファーもテレビもないよ🤣)

 

 

 

  そこで私は嬉々として……と言うより

 

 

  「待ってましたっ!」

 

   …という態度で「前のめり」になって一気に話し出した。

 

 

 

 

 

  「先ずはですねっ、一日に『最低五回』は就活サイトをチェックしますよ? それに常に私自身の『技術』を鈍らせない為にも、家にある材料で色々料理を作ったりしていますし、洋裁の方の技術もずっとやっていないとナマりますからねえ? 何より「主婦」なんて家に居れば色々やることは一杯あると思いません? 掃除も、修繕も、丁寧にやっていたら終わりませんよね~? 先ず第一にウチは車が無いですから『まとめ買い』も出来ませんからね、毎日のように買い物に出るしかない訳なんですよ! そして買い物となると『徒歩』しかないから、ここまで『往復するダケ』でも一時間は掛かる訳ですよ? でもね、私の仕事からして、そうやって『体力』を維持するのは大切なことですからね、だから普段からそれだけではなくですねえ……」

 

 

 

 

  「…あ、あ、ああ、も、もうイイから!」

 

 

 

  焦った顔で途中で話を止めに来た「バーバ」。

 

 

  「…え、えええとね~、ところでね~…」

 

 

 

 

  …と、慌てて話を替えて来たのでありました……!

 

 

  ( ̄ー ̄)V ニヤリ