ケーキ屋リオちゃん | コノ国の体裁(カタチ) ~幻像『大英帝国』の住人達~

コノ国の体裁(カタチ) ~幻像『大英帝国』の住人達~

 閃いて、まさに!という想いでつけたのですが……司馬遼太郎さま、ごめんなさい……!
 

 

 

 

  実は先の一方的な「ミーティング」の真っ最中、私は将来的にも『カミ』の利益となるであろう「あること」を思いついていた。

 

 

 

  その時は本当に「ひらめき」に近いものだったけれども、その後からずっと、それを上手く利益に繋げる為にはどうしたら良いか……ということと同時に彼らにしっかりアピールする為の「具体的な」やり方を考え続けていた。

 

  正直、結構ワクワクしていた…と言っていい。

 

 

 

  そこに

 

  「アンタは別に必要ないから」

 

  …と言われたも同然のメールである。

 

 

  ああ、そうか。

 

  もう「私から」何か……

 

  何か「良いこと」をするのは止めよう。

 

  何の抵抗もなく、心の中でそう言っていた。

 

  

 

  例えば三通目のメールにあった「添付書類」=『契約書』に関しての

 

署名済みのコピーをご持参いただくか

職場で印刷してご記入いただくことも可能です

 

 

  …というようなことも、「今まで」の私なら我が家でサッサと印刷・署名して「次」の出勤には持参して来た。

 

  しかし「その時」にはもう

 

  「向うから何か言って来るまで、待とう!」

 

  …と「決めて」取り敢えず考えないことにした。

 

  

 

  とにかく。

 

  三つのメールを何度か読み返しつつ、私は「反撃」のシナリオを考え始めた。

 

  それはもちろん「返信」だけのことではない。

 

  コノ国で学んだこと、それは

 

 

  周りも納得する「証拠」を残すこと

 

 

  特に「その時の自分の都合ばっかり・口ばっかり」が基本の相手には、目の前に突き付けたらグウの音も言えないモノを残すこと。

 

 

  更に言えばそれを必ず、ある程度信頼出来る「周り」に知らせて置くこと。

 

 

  「一対一」という状況で何があった、何を言われたとしても「そういうヒト」は必ず……本当に必ず

 

 

  自分に都合の良いこと『しか』言わない

 

  …もっとキツイ言葉で言えば「そういうヒト」には自分がそういうことをしている、という意識もない。

 

 

  「息をするようにウソをつく」

 

  …言い切ってもいい。

 

 

 

  幸い今回の三通のメールは全て「ジョー」との連名で来ていたので、そのまま「全員返信」にすれば私の意見も、もちろん「サラ」が書いて来たことも最低限彼女(=ジョー)も読むことになる。

 

 

 

  しかし。

 

  「ジョー」は結局「サラ」側のヒトである。

 

  悲しいことだけれども、一連の「騒動」が始まってから私はそう考える方が賢明だという結論を持った。

 

  だから「ジョー」だけに伝えたところで余り意味はない。

 

 

 

  更に言えば、職場で周りに直接愚痴るようなこともしたくない。(と言うよりは「そんなヒマはない」だけど🤣)

 

 

 

  ある程度「現場」の状況をキチンと理解してくれて……と言う以前にある程度「同じ立場」に立っていて、尚且つある程度の信頼が出来る人……そう考えるとその範囲はおのずと決まって来る。

 

 

 

  そう、私は普通の「返信」を「サラ」と「ジョー」に、そして「サラ」から来たメールを含めた状態で

 

  「ジュリー」と「ピーター」

 

 

 …にも「BCC」を送付することに決め、返事を書き始めた。