ケーキ屋リオちゃん 全ては、心の中から始まる ⑩ | コノ国の体裁(カタチ) ~幻像『大英帝国』の住人達~

コノ国の体裁(カタチ) ~幻像『大英帝国』の住人達~

 閃いて、まさに!という想いでつけたのですが……司馬遼太郎さま、ごめんなさい……!
 

 

 

 

  実際、朝の「ジュリー」の仕事は猥雑で、傍目で見るだけでも大変だな~といつも思う。

 

  それを(幾らオーナーの一人とは言え)「慣れない」人間がやるのはより大変だと思う。

 

 

  しかし。

 

 

  その「惨状」を見て、私は「サラ」というヒトが本当に

 

 

  『現場』を知らない人間

 

  …だということと、

 

 

  『カミ』のオーナーは

 

 「ジョー」だ!

 

  …とつくづく「確認」してしまった。

 

 

 

  と言うか、彼女自身は基本「こういうやり方」でやって来たんだろうな……と思う、と言うか?

 

 

 

  特に今は「オーナー」=トップだから当たり前だと言えるのかもしれないが、つまり

 

 

  「ここにあるもの、ある場所は

 

  全部自分のモノ!」

 

 

  …がアタリマエ、そう、言ってみれば「サラ」は

 

 

 

「静かなる『ギャル』」

 

 

 

  …なのでは?……と考えてしまったのだが、どうもその推測は当たっているようだった。

 

 

 

 

 

   と言うのも。

 

  「私のシマ」に浸食していることを全く意に介さないことは

 

 

 

  「私はここのオーナー」

 

  =全部私の自由!

 

 

 

  …という『無意識の意識』であるだろう……ということで容易に想像出来る。

 

 

 

  しかしその「シマ」にある、今は言わば

 

 

   「リオの(小型)ミキサー」

 

  …となっているものを、目の前の私に全くの「一言」も無くいきなり使い出した時に先ず

 

 

  「あ~、『ギャル』と同じだ!」

 

  …と思ってしまったのだ。

 

 

 

 

 

 

  「だって、アンタ、

 

  『今』使っていないでしょ?」

 

 

  …「そういうヒト」の『正当な理由』は多分そんなところだろう。

 

 

 

  しかし、これが「ジュリー」だと……別に大袈裟なことはない、ただ

 

  「リオ、ちょっと借りていい?」

 

  …の『一言』が必ずある。

 

 

 

  「ギャル」などはその真逆で『一言』が無いどころか、その周辺を勝手に「自分のシマ」にしてしまうけどね。

 

 

 

  そして「もちろん」そういうヒト達に……同じ事をもし自分がされたら?……という思考に使う脳ミソは無い(断言🤣)

 

 

 

 

 更に言えば「サラ」は一見おっとり且つ明るい人ではあるのだが、その日改めてモノの扱いは……

 

 

  「結構乱暴?」

 

  …と思ってしまった事があった。

 

 

  と言うのも上記の「リオのミキサー」は他のモノに比べてちょっと癖が強いと言うか、ボールをセッティングする時に結構な「力」と「コツ」が要る。

 (だから「一番使われない場所」になったんだろうな、と私は思う🤣)

 

 

 

  それらを踏まえてキチンとセットしないで使うと明らかに「変な音」がするので直ぐ判るのだが、どうも普段居ない「サラ」は最初そこら辺に気付いていないようだった。

 

 

 

  それでも「何か」に気付いたらしい彼女がやり直そうとしたのか、ただ次に移る為に動かしたのかは知らない。

 

 

 

  しかし、「リオのミキサー」前で「サラ」がガタガタやっているなあ……と思った次の瞬間……

 

 

 

 

  パッキーン!!

 

 

 

  …低く、でも確実に「何か」が壊れた金属音がした……!