「心配ないわよ、
『ギャル』は変わったわよ~!」
私が「ギャルの残り香」を見つけて溜息などついていると「ジュリー」がそう言って来るようになった。
私はソレには「曖昧な笑顔」で返している。
だって、私には彼女=「ギャル」の『嫌がらせ』……いや、
「自分自身でも
『嫌がらせ』とも思っていない
『無意識の意識』
…から来る言動
(=「言葉と行動」)」
…つまり「表向き」はどんなに良くても
「そういうヒト」の『本音』
…というものが、しっかり『見えている』から。
生まれた時から(!)鍛えられた「感覚」をナメてもらっちゃ困る。
例えば?
私が働く場所の目の前には三段の簡単な棚がある、という話を覚えているだろうか?
それは一段目は私の「ちょうど視線の高さ」にあって普通に届くが、二段目は手前のものがギリギリ届く程度、三段目になると踏み台無では完全に届かない。
私はいつも「私用の道具」で毎回使うものを一段目に、稀に使うものを二段目に置いたままにしているのだが、朝、出勤すると……?
ほぼ必ず、全ての「私用の道具」が
二段目の奥
…に乱暴に放り投げられている。
と言うか、時に「三段目」の時もある。
二段目は「放り投げれ」ば私でも何とかなるが、三段目は誰であれ完全に「意志を持ってソコに置く」ことをしなければ出来ない位置である、から……???
言っておくが、一段目にソレがあったからと言って「邪魔」になるような位置でも量でもない。
と言うか、私物以外に置いてある品……特に「副材料」を入れているプラスチックの瓶(元々ベーキングパウダー等が入って来るものなのだけど、軽くて入れやすく、多少荒く扱っても割れる危険がないので使い回している)も「妙に」動かされている。
え? 「そのくらい」別に普通でしょ?
…と、思ったアナタは正しい。
但し。
「ギャル」に関しては「位置」と言うより、
「その中身」
…の方が問題なのだ。
食材なんて「使えば減る」。
それを『補充』しない。
いわゆる『名も無い仕事』=自分が自分がとアピール出来ない仕事はしない、という「そういうヒト」の本音=『本性』。
そう、以前も書いたように重要な副材料の一つ…
ある『タネ』をグラインダーで挽いて使うものが
「小匙一杯」
…にもならないような状態で放り出されていた(通常一回で300g前後使用)というように、いわゆる「補充」というものが全ての品で『ほぼ』されていない。
稀に前回(=もちろん私の、です)より増えたりしている時は
「ああ、『足りなかった』んだな」
…と判るだけである。
ところが。
ある朝、珍しく「補充」されていたモノがあった……!
