「ああっ!
もう、まったくっ!!」
…それでキチンと終わったのかどうか判らないが「マハラニーちゃん」のそんな言葉で検査は終わった。
終わったと思ったが、やはり?彼女も納得出来なかったか、少し後ろめたい気持ちがあったの「かも」しれない。
「アンタね、
『3D(眼底写真)検査』して『やる』わっ!
判ったっ!?」
…おや。
「これはねっ、
ホントなら〇〇ポンド掛かるモノなのよっ!
でもねっ!
今回は無料で出来るように
して『やる』わっ!」
…は~、ど~も~。
いや、そのテスト、知っているから。
だって過去に受けた事あるし、何より最初のテストの段階で毎度
「普通のはタダだけど、
〇〇ポンドでより詳しい『3D』を
受けられますよ~!」
…とていね~に勧められるんだもの。
(当然、その日も勧められていたが御断りしていた)
「はいっ!
荷物全部持って!
こっち来てっ!!」
…いや、判っているって。
しかし、ここでまたちょっとした問題が起こった。
『3D』は普通の眼底検査より時間が掛かる。
と言うか薄暗い部屋の中、ピンポイントで「ライト」や「フラッシュ」を浴びる時間が長い。
そうなると私は直ぐ「涙」が出て来る。
これはもう「物心ついた時」から。
それも原因が「ライト」や「フラッシュ」だけであれば未だマシと言うか、そうした時に気を付ければ良いだけ……だと思うが、私の場合は本当に「ちょっとした」思い掛けない刺激で……まさに
「勝手に」出て来てしまう。
それは思い掛けない「光」であったり「風」であったり「気温差」だったり。
過去一回だけ「コンタクト」に挑んだことがあったのだが、その刺激もあってか「涙」の量と回数が増えてしまい、日に何度も何度も「流して」探し回ることになり、逆に普段の生活に支障をきたす事になってしまった。
これが私が「コンタクトレンズ」に出来ない理由の一つ。
そう、私の眼鏡は「風除け」であり(今は)「光除け」でもある、という訳。
とにかく。
当然涙を溜めたままだと「ピンボケ」してしまうし、流れるに任せてしまうと顔が酷いことになる。
私はその度に「中断」を伝えて処理していたのだが、それもやはり「マハラニーちゃん」にとってはイライラを加速させてしまったようだ……!