「えっ⁉ ナニッ⁉
アンタ、毎年検査受けてんのっ⁉?
そんなに必要ないわよっ!
ナンでよっ⁉?」
…知らんがな。
そも、私が勝手に決められるような事でもあるまいに?
「緑内障⁉
アンタにそんなの問題無いでしょっ!
毎年なんて要らないわよっ、
2年置きでイイわよ、2年でっ!
そう書いておいて『やる』からねっ!
判ったっ⁉」
…いやいやいや、私が「イヤだ」と言ったら、そのままにしてくれる?……ワケないよねえ???
あ、「マハラニーちゃん」、若しかして生理中だったか?
悪いことに、その後の検査(もちろん、流れは全部判っている)にも『不幸』が重なった。
多分「朝イチ」だったから?と思うのだが、検査室が余り温まっていなかったせいで、最初の検査(機械)では私自身の息で検査するレンズが直ぐ曇ってしまう。
小型の望遠鏡のようなものを両目で覗き込むと検眼士の方からスイッチで文字やレンズ類をドンドン切り替えられ、その度に
「はい、このラインを読んでっ!」
…とか言われるものなのだが、レンズが曇るからその度に中断してしまう。
「余り近寄るんじゃないわよっ!」
…と何回も言われたが「覗き込む」部分が小さいから、そうすると周囲の余計なものが見えると同時に、当然読むべき「目標」は遠くなって意味を為さなくなる。
そうした状況を理解出来ないのかね?
…とは思ったが、私は「余計なこと」は一切言わず、見えない時は返事をせず、曇った時には黙って「自分の」ティッシュで大袈裟に拭いてみせる、ということを繰り返した。
そこら辺の態度も「マハラニーちゃん」のイライラに油を注いでいたのかもしれない。
最初の検査を何とかクリアし、次の機械……片目ずつ覗き込んでの検査……になって「マハラニーちゃん」の機嫌が爆発?した。
「アンタッ!
チャンと見なさいよっ!!」
実は目に関してはこれも昔=子供の頃から指摘されていたことで尚且つちょっと説明が難しいことなのだが、私の目は状況によって「視点」がコロコロ変わる……らしい、ということが原因だった……のだけど!