先日私自身の『実地試験』以来会えていなかった「ギャル」と初めて仕事として組んだ。
最初に会った時も「元気な人だな~」とは思っていたが、その時私が指導を受けていたのは「サラ」で、仕事関係の話は殆どしなかった。
しかし、その日の他のメンバーは「ジョー」と「ピーター」。
当然『オーブン部屋』はその二人、私と「ギャル」はもう一つの部屋(いわば『ミキサー部屋』)で働くことになった。
そして「ギャル」という人のキャラクターをより実感した。
これも「相手が私だから」かもしれないが、「ギャル」は「ジュリー」以上に「直ぐ熱くなる人」と言うか
「やがて手が出る、口も出る」
…もちろん、良い意味で。
いわゆる「よりパワーのあるお節介オバちゃん」。
「ジュリー」と同じで私が「自分と同じやり方」をしないことが気になって仕方ないようで「ジュリー」以上に細かく「指導」が入る。
その声も「ジュリー」以上に大きいから他の二人が苦笑しているだろうことも安易に想像出来るのだが、同時に私が考えるより先に
「あ~、◎◎ならアソコにあるわよっ!」
とか
「はい、ソレならコレねっ!」
…と言って目の前にサッと差し出してくれるのだから、有難い存在ではある。
……そう私は感じたが、但しこれも「私は」という前置詞が付くかもしれない。
例え立場的に同じであっても、「コノ国の人」が同じことされたら……?
…と、自動的に考えてしまうのはコノ国に長く住み過ぎた弊害だろうか?
何より「ギャル」は「ジュリー」や私のように
「見た目からガイジン」
…ではないけれども、最初の時には気付かなかった『訛り』がかなり強いことが判った。
特に仕事の事になると興奮の度合いが強くなるのか、物凄い早口&饒舌になる。
私が理解出来ずまさに「ぽっか~ん」としていると
「あ~ごめん、早く言い過ぎたね~!」
…とは言ってくれるのだが、次の瞬間にはもう同じことをしてくれる。
更に、例えば「ジュリー」は地声が大きいダケ、なのだけど「ギャル」はそれに加えて
「わざわざ自分から怒鳴っている」
…ことが多いのだ。
と言うのも『オーブン部屋』に居る「ジョー」や「ピーター」に何か話がある時。
当然私は歩いて行って話すのだが、「ギャル」は先ず話したい相手の名前を呼んで『ミキサー部屋』から叫ぶ。
特に一番の相手は居る時にはほぼ100%「オーブン番」をしている「ピーター」。
「ピーターッ! 〇〇は焼けた~っ!?」
「ピーターッ! ☆☆はどうなってる~っ!!?」
…まあ確かに「わざわざ出向くほどの用事じゃない」と言えるかもしれないが、背後から突然叫ばれる私は一瞬でもその度に手が止まる。
そして、そのままのノリと音量で私を「指導」してくれるのだから……!