「…アナタ……リオさん?」
年配のその女性の声を聞いて「アレ?」となった私。
それが顔に出たのだろう、彼女は笑って
「…あはは、判る? ワタシ、『エダ』よ!」
「…あ、ああ、やっぱり、『あの声』の!」
(参照;中々個性的な元気な声でございました)
私がそう返すと、『ベル』だけでなく周りで働いていた同僚が大声で笑い出した。
「そうそう、そうなのよ、
『エダ』の声は直ぐ判るのよ!」
「『エダ』は名乗らなくても
声で全部判っちゃうもんな!」
彼らの話し振りから、そこの職場環境は「悪くない」雰囲気なんだろうな……と思った私。
いや、別に「職場」に限らずウチ(=我が両親・又はモト)で私がそんな事言ったら「その後」が怖かったよな、と。
とにかく。
結局、その場の雰囲気が明るいのは良かったのだが、『エダ』が出して来た話は
「またですか~?」
…でしかなかった。
「ねえ、アナタ、
『〇〇』とか『△△』で働く気はない?
興味があるのなら、こちらから話をしてあげるわよ!」
…( ̄_ ̄|||)……!
『〇〇』とは
『日本人が一人も居ない自称・日本料理のタイ料理店』
であり、『△△』に至っては
『ドーナッツが売りのカフェ(チェーン)』
…だったのだから……!
『ベル』よりマシ、と言えたのはどちらも「町内」というところくらいか。
いや「町内」だからこそ、内情をより良く?知っているんだけどね……!
ホントにもう、彼らがナニを求めているか……というか、それだったらそれで他に指導方法があるんじゃないか?……と私は思うのだけど。
(参照;結局、それが一番ラクで簡単だからだよね?)