スコットランド旅行は全くの観光閑散期(2月)だった事もあり、最初のホテルだけ予約し、現地に着いてから次の日のホテルを予約する、という風に周って行った。
金銭的には完全に『カード頼り』だったし、旅行という『半・非日常』の中での「モト」の『役立たず振り』は相変わらず(ん?)ではあったのだけれども、行った事・行った場所自体はどれも素晴らしく、今でも「旅行」そのものは良かったと思っている。
それを可能にしてくれたのはまさに
「カードのお陰」
…だし、その「恩恵」を一番受けたのはダントツで「モト」である事は間違いない。
その時の帰省から帰国してから初めての「請求書」が来た時に「モト」に向かって
「見ますか? 店の名前と金額は英語ですけど?」
(注;「日本語だから判らないダケ」がいつも言い訳だったので)
…と言ったのだが、「モト」は「自分に都合が悪い時」に見せる独特の「ヘラヘラした笑顔」になって
「いや、要らない」
…とだけ言い、実際手にも取ろうとすらしなかった。
「自分のお小遣い」さえ潤滑であれば、「己が望む生活」にどのくらいのオカネが掛かるか?ということなど、口癖の一つが
「My Reality and Inteltlligence say...」
(各人御自由に翻訳下さい…!)
…であった知的な御仁には、「下らない現実」など自分が気にしなければならない事ではなかったのだろう。
因みに、こちらに来てから三年目に
「ボクは日本が恋しくてたまらないけど、
ウチにはオカネがないからね!」
…と言う理由で最初に一人で遊びに行く前、「モト」は私が親友に預けていた「預金通帳」を日本から取り寄せていた。
それは我が家の「財布」として使っていた銀行の通帳で、私が離日までに解約する時間がなかった故に「万が一」と思って預けていただけなのだが、何故か「モト」は
「(親友に)我が家の『通帳』を預けている」
…という事だけは覚えていたらしい。
更に、それを取り寄せた時には『何故か』私には一切何も聞かず頼まず、黙って自分一人で親友に連絡を付け、送ってもらっていたのだ。
流石、別居が決まった時に彼が唯一&真っ先にやってくれた事が
「共同口座から私の名前を削除すること」
…だった人だな、と心から感心する。
本当に「目の前の自分にとってトクなこと」を『脊椎レベル』で出来る人なんだろう。
しかし、それなのに何故そんな事が判ったか、って?
「モト」の部屋のど真ん中に、開封され通帳が半分はみ出た、
「日本から」と一発で判る封筒が放り出されていたのだ。
私はそれを見た瞬間に何が起こっているかを一瞬で理解し、同時に大笑いした。
「モト」は日本から通帳を取り寄せ、到着初日から自分が未だ持っていた「キャッシュカード」で引き出して「自分のお小遣い」にする気だったんだ、と。
「モト」にしてみれば「手を出せば出て来る」私が管理していた金庫=通帳だ。
どれだけの金額が入っているだろうか♪と封を切るまでワクワク💛が止まらなかっただろう。
もちろん、ソレを見た後でも私は何も言わなかったし、その後も「モト」の口からもソレに関する話は一切、見事に出て来なかった。
だって元々その通帳は「財布代わり」だから大した金額があった訳ではなかった。
更に私は離日の直前、札しか引き出せないATMで出来たギリギリの金額を全部引き出していた。
だからその『残高』は500円にも満たなかった、のでね……!
( ̄▽ ̄)V