「今」何が起こっていたか? 8(同じ状況になりそうな方は気を付けて下さい、の意味を込めて) | コノ国の体裁(カタチ) ~幻像『大英帝国』の住人達~

コノ国の体裁(カタチ) ~幻像『大英帝国』の住人達~

 閃いて、まさに!という想いでつけたのですが……司馬遼太郎さま、ごめんなさい……!
 

 

 

    とにかく。

 

 

 

 

 

 

   シツコイようだがその日のうちに85ページに渡る『申請書』と40ページに渡る『記入方法』を読み通した私は、その時点で「Biometric Residence Permit Card」の申請を「自己責任」で一時保留することに決めた。

 

 

 

 

    その第一の理由はもちろん、

 

 

 

   「今直ぐ申請しても基本6か月掛かる」

 

 

     =結局「今」目の前にある仕事に就ける見込みは無くなった

 

 

 

   …という「現実」を突き付けられたこと。

 

    

 

    必要添付書類そのものは(私の場合)殆ど直ぐ用意出来るようなものばかりだったけれども、私の場合下手に在英期間が長い為に個人としての『歴史』……コノ国に移住する「切っ掛け」となった出来事……私の場合「英国人の配偶者」として……その「出会い」の時点から具体的な日付を書き込んで行かなければならない。

 

   更にコノ国に来てから=約20年の、特に別居後の経済状況……つまりあらゆる「補助」の歴史も一々全て、具体的な「給付が始まった日付」から「終了した日付」、「受け取った金額」などを一つ一つ記入しなければならないようになっていた。

 

  その為に手持ちの(当然全て英語の)資料を読み返し、拾い出すだけでも大仕事となるのが理解して頂けるだろうか?

 

 

 

 

    同時にある意味それ以上と言える理由としては、知名度の低いカードの取得よりも

 

 

     「パスポートの提示」が無ければどんな小さな職場であっても相手にされない

 

 

   …という現実的な「大前提」がある。

 

 

   今から申請して6か月掛かる、ということは『就職活動』そのものが6か月ストップする事と同じことだ。

 

 

 

   更に言えば、特に「外国人」の場合その6か月の間に「国外」に出る可能性が完璧にゼロ、という事は有り得ない、ということは分かって頂けるだろう。

 

 

   まして、幾ら元気とは言え「後期高齢者」が家族に居る場合は尚更その確率は高まる。

   

 

 

   もちろん、最悪何かの理由でパスポートが手元に無くても大使館で手続きをすれば一回のみ有効の『帰国の為の渡航書』を発給して貰える。

 

   しかし当然その為の「手数料」は発生するし、更に別途用意する書類等が必要になるし(パスポートサイズの写真や戸籍謄(抄)本を申請者の方で用意していなければならない)、何より「そういうこと」が起こるのは緊急時ということだ。

 

 

  大使館は全ての在英日本人宅の隣にある訳ではない。

 

 

 

 

    故に

 

     

    今の自分に一番現実的なのは、

 

   サッサと職を見つけ、

 

   就職した段階で直ぐ申請をすること。

 

 

 

    そう決断した私は、その日の『報告日誌』にその事と上記の理由を「就職活動」ではなく「コーチへのメッセージ」としてしっかり書き込む事にした。