ここは『銀行』なのだ、よね…??? 2 | コノ国の体裁(カタチ) ~幻像『大英帝国』の住人達~

コノ国の体裁(カタチ) ~幻像『大英帝国』の住人達~

 閃いて、まさに!という想いでつけたのですが……司馬遼太郎さま、ごめんなさい……!
 

  

   銀行話の続き。

 

    最初は行内に設置してある機械でやろうと思ったのだが、これがまた何でかは知らないが、最初の段階で既に上手く行かない。

 

 

   仕方ないので行員に聞こうと「受付係」のような事をしている人と話している客の後ろに並ぶと、横から別の男性行員が声を掛けて来てくれた。

 

 

 

    おや珍しい、これはやっぱり「朝イチ」のお陰かな~、と思い事情を説明すると

 

 

   「あ~、『新規の振込先』はアノ機械では出来ないから!」

 

   …と、フロアの隅にある専用PCコーナーで一緒にやろう、と言ってくれた。

 

    

 

    結果。

 

 

 

    彼が「?」となる事も数回あったのだけど、とにかく無事「送金」は終わり、本題とも言える

 

   「専用の機械」

 

   …の交換の段階になると彼はもっとニコヤカな顔でこう言って来た。

 

 

 

   「オンラインバンキングをしているなら、携帯でも出来るようにしない?

 

    そうすれば、一々コレ(=機械)を持ち歩く必要もないんだよ!」

 

   

 

    

 

     でもこういうヒトに単純に「要らない」と言ってもダメだろうな……と思い、

 

 

    「今ちょっと色々忙しくて、じっくり考えてる時間が無い」

 

    …と答えると

 

 

 

    「いや、携帯持ってる? 直ぐだよ! 一緒にやろう!

 

     何より、コレはもう使わない方向になっているんだよ!」

 

 

 

    …駄目だ、こりゃ。

 

 

 

    本当に「余り考えたくない」状況だったので、早々に諦めて彼の言う通りスマホを操作した。

 

 

 

 

 

   が。

  

 

    「じゃ、先ずアプリをダウンロードするから、●●を開けて!」

 

 

 

    …と言われて開けようとしたのだが、何故か

 

 

 

    『再試行』

 

    …が出て来た。

 

 

 

    それも、最初だけじゃない。

 

    二度・三度とやっても『再試行』が出て来る。

 

 

 

    ついに彼が立ち上がり、こう言った。

 

 

 

 

 

    「またの機会にしよう!

 

     今、(新しい機械を)取って来るね!」  

 

 

 

 

 

 

     私は古い人間なので、正直「オンラインバンキング」は設定していても滅多に使う事もない。

 

    神様はまだ、「古い人間」のままで居る事を許してくれたようだ。