裏世界の「全て」を知る『タダの主婦』??? 36 | コノ国の体裁(カタチ) ~幻像『大英帝国』の住人達~

コノ国の体裁(カタチ) ~幻像『大英帝国』の住人達~

 閃いて、まさに!という想いでつけたのですが……司馬遼太郎さま、ごめんなさい……!
 

      

   ここで賢い読者?の方なら気が付いたかもしれない。

 

 

 

   「あれ?

 

    彼女だって一人になってから就職した時に一応でも色々やっているんじゃないの?」

 

 

 

 

 

    その通り。 『キュリさん』こそ、短い間に二度も就職しているじゃないか!

 

 

 

 

   しかし私自身もケアハウスで働いて判っていたことがある。

 

   それは『ケアハウスゆえ』と言えるとも思うけれども先ず、オーナーや従業員などの「知り合いの紹介」という立場で行くと、それはもう

 

 

  殆どフリーパス』

 

  ……!

 

 

    履歴書提出後の「書類選考」もへったくれもなく、いきなり形ばかりの「面接」となる。

 

   その「面接」の時だって別に自分の方から履歴書など用意して行かなくても、ほぼ100%各ケアハウス専用の『申込書』を渡してくれるから、それに添って記入して行けば「履歴書一丁上がり」というワケだ。

 

  (表向きケアハウス従業者は身分証明というか各自の履歴を結構細かく記載しておかなければならないので、普通の履歴書よりも書くことは多くなる。これはケアハウスに限らず、学校などの公共施設でも同じ)

 

   しかし初めてでもなんでも、「就活」ということに対してそれなりに「自覚」がある人だったら『申込書』の内容を読んで

 

 

  「ああ、履歴書にはこういうことを書けばいいんだな」

 

  とか

 

  「こういう場所にはこういうことを求められるんだ」

 

 

  …と考えるかも知れないが(少なくとも私はそう思った)『キュリさん』の場合は……「やっぱり」だったけど、彼女は

 

   「わかんない、面倒くさい!」

 

   …ということで、紹介してくれた友達や息子さんが彼女からの「口述筆記」で仕上げて提出したらしい。

 

 

 

   ホントに彼女は「肝心なところ」で何もやっていないんだ……と呆れつつ、何で急にそう必死になって(少なくともその時の彼女の迫力はそうだった)就職活動を?と思って聞いてみたのだが、これも「やっぱり」だった。

 

 

 「息子がさあ~、

 

  『そろそろ働いてくれよ』

 

  …って言って来たからさあ~!」

 

 

    後で判った事だったのだが、その頃息子さんが彼女の「慰謝料」を使ってビジネスを始める、ということで……つまり、己の為の『資本金』を余り減らしたくない、ということだったらしい。

 

 

   …いくら彼が管理しているからって、それは彼女の「慰謝料」じゃないの?……と私など思ったが、流石彼女自身が宣言していただけある。

 

 

 

  「私と息子は『運命共同体』なのよっ!」

 

     (いや、息子さんの方は絶対そうは考えていないと思う……!

 

     ( ̄▽ ̄;)