まさに「強迫観念そのもの」という感じだけど、流石にその時は「ひたすら聞き流し」が出来なかった。(因みに『アマさん』の息子さんは当時確か20過ぎで既に社会人として働いていた)
「何で彼のせいだって言うの?」
そう私が言うと『キュリさん』はまた真顔で話し出した。
「だって、△△の引き紐に新しい『結び目』がついていたのよ!
この引き紐は長いけど、私は長めで使っているのよ!
でも、ほら、アノ子、小柄でしょう?
だから『結び目』を作って調節したのよ!」
……(+_+)
…アナタが何かの拍子で結び目を作り足して、忘れていたダケじゃないのかね?……と思ったワケだけど、それをそのまま言えば必要以上に逆上するだろうことは目に見えていた。
「でも、彼は鍵なんて持っていないんでしょう?」
…大前提、とも言えることを聞き返してみた。
「そうよ!
でもね、ホラ、アノ子、車の整備とかも勉強していたじゃない?
こんなアパートの鍵なんて、チョコチョコっと開けてしまうわよ!」
……(◎_◎;)
いや~、いっくらシンプルだって言ったって、車の整備をちょこっと習ったくらいの若造が『鍵』をそう簡単に開けられたら大変ですよ、ねえ……???
いやいやいや、1000000000歩譲って『キュリさん』の言い出したことが本当だったとしても、真っ昼間に商店街の公道から丸見えの所で若い男が鍵穴をガチャガチャやっていたら、一発で警察に連絡されるんじゃないかね???
そも、自分の旅行中に自分の犬を『アマさん』の所に頼む、と言い出したのは『キュリさん』自身なんだし。
「アソコの家なら庭があるし、
アソコの息子は犬が大好きだっていうし、
それならちゃんと相手してくれるだろうから丁度良いじゃない?
ペットホテルは高いしね!
アソコなら、お土産一つで済むから!」
……と。(- -;)
…いや、まあオカネに関して「だけ」言えば、それは確かに大抵の人にとっては事実というか本音ではあるだろうけどね……!
しかし。
…と私が思ったのは、『キュリさん』の「交際対象」と言うか、彼女が「自分から」近づく相手というのは、明確過ぎるほど明確に
今現在の自分の為にトクになる人!
…ということなのだな、という事を感じ始めていたからだった…。