もちろんその最大の理由は彼女の家の立地が『便利過ぎた』ことがある。
更に、我が家には日本語を理解する「タオ」が居るし、人の出入りもそれなりにあることで私が落ち着かない、そうなると開けっぴろげな話が出来ない、という事も大きかったとは思う。
もっと突っ込めば、逆に我が家にばかり押し掛けられる……というのも正直困ったかもしれない。
ただ、これはもう『経験値』から言える事なのだけど、「そういう人」=『キュリさん』のような人達というのは
『お互い』の事情を踏まえた上で
『お互い』に一番良い形に落ち着くようにする
……というよりも
「その時に自分にとって一番ラク又はトクな方」
…をすること『しか』考えられない、と私は言い切れる。
いや、考えもしていない……それも「無意識の意識」、平たく言えば『自覚がない』だけ。
「そういう人」は相手の都合を考えるのなんのの以前に、特に自分が『親しい』と思い込んだ間柄の中で
自分の意見が通らないこともある、
…という『現実』が理解出来ない。
自分にとって絶対的な権力者、例えば「上司」のような相手には時に過剰なくらい従順だが、自分と同等、特に「下」と認識したような相手が「自分の意見に全面賛成しない」こと、それが理解出来ない。
最近ではもう毎日のように問題になる「モンスター・なんちゃら」とか「ハラスメント」に過剰反応する人間の『根』は大抵コレだろう。
「周りは自分の思い通りに動くのがアタリマエ」
……と何処かで思い込んでいるから、「思い通りにならない」現実に無駄にイライラする。
と言って自分自身が根本的に世間に影響を与える程の力など無いことを自覚(無自覚でも!)しているから益々イライラする。
イライラするから益々周り(の親しい人達)に対して益々横暴になる……という負のスパイラル。
特に私は『キュリさん』と接していて、彼女が自分自身の
『歪んだネガティブさ』
…を押し付けて来ることに早い段階から不快さを感じるようになっていた。
それでも最初の頃は、それは彼女が「ダンナ」から受けた余りに非条理な仕打ちのせいだから仕方がない、一時的なものだろうからそのうち落ち着くだろう……くらいに考えていたのだけど、どうもそれらが根っから彼女自身の意見であり、それがまたやはり
『自分の意見が世界基準!
世の中の方が間違っている!』
…という「無意識の意識」から来ている『だけ』のものなんだ……と、考えを改めるのにさほど時間は掛からなかったのでした……。