ワタシはコレで……仕事を辞めました ソノ29 ロコツにありがとう編 1 | コノ国の体裁(カタチ) ~幻像『大英帝国』の住人達~

コノ国の体裁(カタチ) ~幻像『大英帝国』の住人達~

 閃いて、まさに!という想いでつけたのですが……司馬遼太郎さま、ごめんなさい……!
 

 

 今も当時も、周囲の「心ある人達」の評価も、どう冷静に考えても、あの頃の『疫病神H』の私に対する態度は

 

 

「本人の無自覚な嫉妬と無知と人種差別から来る露骨且つ陰湿なイジメ」

 

 

 …でしかなかったワケだけど、もちろんその「当の本人」はそう自覚していたワケはなく、

 

 

 「マネージャーとして、『ワタシより』無能で無智な従業員へ指導を『してやっている』」

 

 

 …くらいにしか考えていなかったと思う。いや、考えてもいないか?

 

 

 

 実際、日々の仕事の中で「業務指導」とまで行かなくても

 

 「あ、コレはこうやってね」

 「アレがこうなっていたよ、気を付けてね」

 

 …くらいの「指導」とも「連絡」ともつかないようなことは、従業員の間で良くある事だし、実際『疫病神H』も、

 

 

 機嫌を損ねたら自分の仕事がやりにくくなる

 

 

 …ような相手、つまりケアラー達には「その場で」「口頭」で伝えて行く、という事しかしていなかった。

 

 

 そしてもちろん、私にも同じようにしていた……と思っていたのだが、復帰して一週間ほどしたある日、帰宅の支度をしていた私に向かって唐突に

 

 

「ちょっとアンタ! 

 

 部屋(=事務室。基本M&Mズと彼女が使うのみ)に来なさい!」

 

 …と露骨な口調で『居残り』を指示された。

 

 

 

 

 そう、「料理に関して自分より評価が高い(相手は料理人なんだからアタリマエだ、とは考えられなかったらしい)」私に対して

 

『逆恨みの(まさに巨大な)カタマリ』

 

 …となった『疫病神H』は、私には「特別策」を用意していた。

 

 

 

 それは、「その場その場で即注意」するようなことをせずわざわざ私に見えない所や私が居ない時に(『疫病神H』が思う)「欠点」を

 

 

「隠し撮り」

 

 

 …をして、彼女の言う「証拠」を撮り貯め、まとめてネチネチ尋問&罵倒し、更に「上司」であるM&Mズに『報告』して私の評価を下げるため、であった。

 

 それは例えば、

 

「食事の中に、アルミホイルのカケラが入っていた」

 

 …というような、当然

 

「だったら何でその場で注意しないの?」

 

 …というレベルばかりであり、それは台所の状況に関しても同じであった。

 

 私が「ハウス」に居るのは一日4時間、ハウスは24時間営業で、尚且つ、台所もケアラーと共有なのだから、普段でさえ、どんなに綺麗に、元通りにして退社したとしても朝出勤の時には汚れた食器が山になり、備品がどっかに行ってしまっていたり肝心な食材が無くなっていたりするのが「アタリマエ」の日常なのである。

 

  そうなのだからその場で注意されるなら「まだ」納得もするが、『疫病神H』の場合は完全なる

 

「後出しジャンケン」

 

 …それも、それで勝ったと言って賞品を横取りして行くような態度、としか思われなかった。

 (まして彼女の場合、「自分が同じ立場になった時」には即逆上して大騒ぎ!なのだから、その言葉が『信頼』なんてされるワケもない)

 

 

  もちろん、私も「最低限」の反論は言った。

 

 

 食事に関しては気を付けるが、『そういうこと』は直ぐその場で言って欲しい。

 台所(の掃除状態)に関しては、私が居るのは4時間だけだし、台所を使うのは私だけではないのだからそれ以外の時間の責任は持てない。

 更に言えば今の状況では料理をするのが精一杯で、最低限の掃除以外は手が回らないから、それ以上を望むなら残業を考えて欲しい。

 それでも注意したい所があるのならとにかく『その場で』言ってくれ……という感じで。

 

 

   それでも「二人切り」ということで態度豹変した『疫病神H』はココゾとばかり散々ネチネチと責問及び非難を吐き出したあと、自信たっぷりに言い放った。

 

 

 「まあ、大丈夫よ、私がもっと簡単に出来る、『もっといい』食事を考えているから!

 

  それが始まればアンタも時間が出来るんだから、掃除に時間が取れるわよね!」

 

 

 …『もっといい』食事? アナタが?……と言いたくなったのはモチロン私である。

 

 いや、私でなくても彼女の「食行動」を知る人全員そう思っただろうけどね……。

 

 

 

 とにかく、その時は『その程度』で終わったし、私も『疫病神H対応初心者』であったからだが、彼女がどういうメニューを出して来ようと、それは俗に言う「叩き台」であろうし、『三者対談』の時に自分の意見を(例え採用されなくても)言えば少なくてもM&Mズに私がどういう考えか伝わるからエエか、と思っていた。

 

 そして、当然それはまだまだ『疫病神H』の本性を理解していなかった「オメデタイ勘違い」であったことは、直ぐ思い知ることになったのだけど……ね!