平日昼間に投稿するブログは
「私たちがなぜこんな山の中に住んでいるのか?」を
説明するはずのブログなのですが
それを説明するには
私のとんでもなかった子育てを書かないと伝わらないので
結果的に私のとんでもなかった子育てを
振り返っているブログです🐷
現在20年くらい前の話です。
一覧はこちら
今回はこのブログの続きです。
長男が転入した養護学校(特別支援学校)は
地域の人を招いて
一緒に何かを鑑賞したり
一緒に何かを作る催しも頻繁に行われていました。
この学校にはグランドがありませんでした。
近所の空き地をグランドとして借りて
ボール競技などの体育は行われていました。
小学部は近所の公園も
体育の場として利用していました。
病院近くの住宅街の中にたたずむ小さな養護学校。
この学校には
見た目に普通の子供とは違う生徒もいます。
公園で体育の授業をしていても
一見学校を休んでいる子どもとその親が
公園で遊んでいるようにも見えます。
だから
ここには学校があって
この学校はこういう学校なんだと
こういう生徒がたちがいて
みんな一生懸命生きているんだと
障害者に偏見を持たないように
障害者を理解してもらうために
病気がちな子供達を知って受け入れてもらうために
地域の人を招いて生徒と地域の人が交流する催しが
年に数回行われていました。
どこぞの演奏者が来てくれて
みんなで音楽を聞く催し。
ご近所の手先の器用な人たちが
うどん作りを教えに来てくださる催し。
ご近所の長老が来てくださって
お正月飾りをみんなで作る催し。
地域に新しいラーメン屋がオープンとのことで
そこの店長さんがオープン前に
お店に生徒たちを招いてくださって
ラーメンをみんなで食べに行ったり。
文化祭(学習発表会)などは
たくさんのご近所の方が見に来てくださいました。
文化祭はもちろん学習したことの発表もありましたが
たこ焼きなどの屋台ごっこのような
調理販売のようなものもあったりして
(実際のお金は使いません)
とても楽しいものでした。
基本は
小学部も中学部も合同で行う催しが行われていました。
また、
地域の方がプランターなどで
お花を寄付してくださることもあり
それを生徒たちが育て
学校を華やかにしてくれていました。
ご近所の方が学校に来てうどん作りを教えてくださる催し。
また
「お楽しみ会などでプレゼントするものを
近所の大手スーパーに行って
相手の欲しいものを見つけて選んで、
わからない時は店員さんに聞いて買う」
などとということもしていました。
自分たちから地域に出て行き、
地域の人たちと関わります。
これは社会に出るための練習で
「大きなお店の中で
目的の商品の売り場の検討をつけてそこに行き
目的の商品を
相手の気持ちになって選ぶ」
という練習でした。
障害や病気で
自分に自信がなくなっている生徒に
自信を持たせる意味合いもあり
買ってきてもらう側は
買ってきてくれる相手に
欲しいものをきちんと伝える練習でもあったり
買う側は
相手の気持ちを考えると言う練習でもあったり
緘黙(言葉を発せない)の生徒の話すきっかけ作りとなったり
見た目が普通ではない自分の体を晒し
様々な視線を受けるが
それでも生きていかなければならないと言う
自身の受け入れの練習だったり
いろんな意味が込められていました。
男子が女子へのプレゼントを買うなどの企画もあり
「将来の奥さんにプレゼントを買う練習だぞ😁」
などと男性教諭に言われながら出かけて行ったりしていました。
家庭科で作る食事も
生徒たちが食べたいものを作るのが基本で
レシピを調べて
材料を調べて
大体の値段の予測をして
スーパーに買いに行って
洗って
切って
調理をして
お昼までに作って
お昼に食べる
何日もかけて計画して
買い出しに行って
調理をします。
餃子やラーメンなどを作っていることもありました。
また、総合学習の時間に
毎回 お菓子を作る男子生徒もいて(手足が不自由な生徒でした)
お迎えにくるお母さんたちを待っていて
「食べて!」
「ねぇ、美味しい?」
と毎回みんなの口に入れてくれる生徒もいました。
この学校はとにかく
社会で生きて行く力
と言うものを育むことに力を入れていました。
将来的に苦労することがあろう生徒たちに
自分に自信を持たせ
生き抜く力を子供の時から教えて行く。
一見 温室のような学校でしたが
温室の中で
自分自身を好きになり
人を好きになり
自信を持って生きて行くことを
たくさん学ばせてくれる学校でした。
ちなみに…
男性の先生と買い物に行くと必ず
「お父さんですか?」と聞かれてしまうし
女性の先生と行くと
「お母さんと買い物でうすか?」なんてことは
日常茶飯事。
「えっと…私はお父さんではないんですよね〜」
なんて、ちょっとややこしいことになる(笑)
「そこの学校の生徒です。
時々買い物にきますのでよろしくお願いします」
先生たちはそういって地域に生徒たちを
紹介していました。
これは
体育の授業で
小学部の生徒と先生が公園を利用しているときにも
よくある会話でした。
生徒が少ないと起こりがちなこと。
でも実際本当に親子みたいに見えちゃうんですよね(笑)
そんな形で
地域にも理解され守られながら
生徒たちは様々なことを学んでいました。
お楽しみ会で欲しかったものをもらえて喜ぶ生徒


