笠置(かさぎ)そばさんはそばデータベース(以下SDB)での2025年総合評価1位になったお店です。

SDBは手打ちの銘店も含まれますが主に首都圏の立ち食いや駅そばを中心としたデータベースとなっています。

 

 

場所は江東区の牡丹という所、門前仲町の近くで昔ながらの下町に有る。

こちらは深川から1年半ほど前に移転してきた、古い木造家屋の1階だがお店はリニューアルして間もないからとっても綺麗です。

 

時は1時を過ぎているというのに店外待ちが3人発生していました(上記画像は退店時です)。

その後も接続で6人の外待ちと流石に人気店です。

店内は大将と思しき同年代の男性(つまりは初老だ)と若い女性2人でのオペ。

立ち食い形態ですが満席になるとお店の方の誘導になります、一人退店しても用意ができるまではそのまま待ちます、呼ばれたら指定の列について口頭オーダーです。

 

初方なので何時もの天玉をそばでオーダーですが、こちらメニューが充実していて正直迷ってしまいました。

他の方を見ると海老天が立派です、鴨に力に海鮮かき揚げなんて超魅力的なものまであるじゃないですかぁ。

それらは次回の楽しみとして(この時点で再訪は確定しています)、まずは天玉です。

オーダー時に温かいか冷やしかを聞かれます、ぶっかけ形式で冷たいのもオーダー出来ます、頼んでいる方も多いですね、これはそば自体も美味しいという事だと思う。

 

天ぷらはその都度大将が揚げています、なので入店しても3~4分程待ちます、ちょっと驚いたのはそのオペレーションなのですね。

そばは生そばだ、何んとこちら店の左端に製麺室と思われる場所がある。

当然機械打ちだろうが街中のそば店と同じ形態で、その調理法も蕎麦屋の物で立ち食いの物では無い。

そばは1杯づつテボで茹でられている物のそれは天ぷらの上がり具合に合わせての物のようで。

なによりゆでた後暖かいそばでも一度冷水で晒し〆てから再度湯にくぐらせて温めてから丼に盛るという蕎麦屋の作り方なんですよ。

こちらの大将(店主)さんは元々が蕎麦屋出身なのではと思わせるものです。

さらに驚くのは天ぷらが揚がると油切りしないでそのまま載せているという事だ。

なので汁には揚げ油も入って来る、これまたびっくりです。

出てきた天玉そばは。

 

 

至ってオーソドックスです、だがこれがかなり完成度の高い逸品なのは食べてすぐに分かった。

因みにネギと一味は卓上です、ネギはカップで蓋が有りその上には保冷パックが乗ってる。

こんな配慮は立ち食いで初めてです、大将(店主)さんの気持ちが伝わってきます。

 

丼を持ってつゆを一口啜ります、鯖や宗田の節がベースで量は控えめな穏やかな物、みりんの風味がいいです、この甘みは控えめながらコクを感じていいですよー。

これまた驚くのは油切しないで直乗せした天ぷらからの油が多くないんですよ、しかも油も新しいものを使っていていやな臭みとかは無いんですね。

油を酸化する前に変えているという事です、コストはかかるのでほとんどの立ち食いでそれは難しくなっている物をあえてこちらはちゃんとやっているのですね。

 

 

そばは前期通りこれ立ち食いの物では無い、街の蕎麦屋のそばに近い。

近いと書いているのは街場の蕎麦屋は大体五割が通常、こちらはそれ程蕎麦粉の比率は高くないようです。

一度冷水で〆られていますから角が立って食感がいい。

見ていただければ説明いらないでしょう、ぶっかけの冷やしが多くオーダーされているのも納得です。

 

次回は冷やし確定かなぁ、しかも冷やしを頼むと小さなポットでそば湯が提供されています、それだけ美味しく食べてほしいと言う事だ、自信があるのでしょう。

 

 

という事で何時もの天玉の楽しみであるそばと玉子と天ぷらのマリアージュだ、たまらんですよー。

 

 

いゃあこれは驚きました、立ち食い形式でこれほどのクオリティとは本当にびっくりです。

お値段は680円(税込み)と他の立ち食い店と比べると100円程高いですが。

街場の蕎麦屋で同じようなものを所望すれば900円は超えるでしょう。

率直な感想としてはつゆが街場の蕎麦屋に適わない、それが値段の差という事か。

いやそれだけじゃないですね、満足度はずっと上だ、それは店の雰囲気くるめてまた来て食べたいとえ思ったからだ。

立ち食いそばにはそんなコスパだけではないファクターが有るのですよね。

おいしかったです、ごちそうさまでしたーーーーーーーーーー、、、、、。