両親と生活すると
若い頃に放っておいた課題が浮上してくる…
ということがあります。
肉親は
以前と変化した自分を確信する対象でもあり
その一方、自分の過去をみせてくれる対象でもあります。
先日、富士山麓の家で同居している父と言い争いをしました。
引き金は、父ちゃんの小説、そして量子論。
いつも議論はわたしの夫「父ちゃん」と、父との間で勃発しており
父はわずかな量子に関する知識を持ち出して
それ以外のものを認めないという..
父ちゃんの小説もまともに読んですらいないのに
あれこれわかった気になって父ちゃんに説教する。
「この小説ははっきり言ってくだらない」
「あんたは量子のことを何も分かってない」
と、悪びれずにのたまう父
∑(゚Д゚)....!
まあ、まあ、まあ、まあ!
よくも、よくも、よくも、よっくも
半導体の素子からたずさわっていた父ちゃんに
歯を削って技術をつくり上げてきた父ちゃんに
素人の分際で言えたもんですわなあ~
よほど自分がえらい人間だと思って
人様から知識や実績を聞くことが悔しいのでしょうか
父ちゃんに負けるとでも思っているのでしょうか
娘に自分が知らないことを聞きたくないんでしょうか
人の知識や教養を聞くことが
劣っているということだと思っているのでせうか
と同時に、とてもとても悲しくなった。
なぜ娘のことを認めてくれないのか
なぜ素直に話が聞けないのか
堂々とした態度で悪びれず抗弁している父の姿を見たくなかった
情けなかった
悔しかった
自分を分かってくれないというより
その社会性のない、人を人として尊重しない大人気ない態度が
父だという事実が悲しくて仕方なかった
わたしの心の中には、残酷な言葉が出てきました
人生の敗北者のくせに
なにを言っているんだ
あなたより
わたしの方が立派だぞ
そう。
わたしはそんな気持ちをまだ抱いていた。
勝ち負け、優劣、そんな気持ちがあって
それで父さえも判断していた
事象に対する反応に
自分自身の心の奥底にあるものが現れる
父からバカにされて否定されている
ということは
わたし自身が父をバカにして否定していること
父がある条件を満たさないと
わたしは父を認められないとさえ
思っている。
それって、父がわたしにやっていること(とわたしが思っていること)
と同じだよね。
父に対する
どうして認めてくれないんだ!
どうしてわたしじゃダメなんだ!
いつになったら認められるんだ!
という、子供の頃からの思いが無意識に浸透して
わたしが父をそのように観察するようになるー
父だけではない。
わたしの関わる社会
わたしの想定する世間体
それにすら色濃く影響を与えているのだなあ
と理解できましたー
自分自身がまた理解できました。
本当の父に対する嫌悪感は
わたしをどう扱っているかではない
父が自分自身から逃げているところだ
わたしは自分から逃げない
だから
父をジャッジすることはやめよう
それだけ影響を受けているということは
それだけ愛しているということだから
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