こんにちは。
6月発売の女性誌のうち、
8~9冊ほどが
安室ちゃんこと、
安室奈美恵さんを表紙に登場させています。
安室奈美恵さんのアルバム発売もありましたからね。
アルバムは、こんなプロモーション画像が
HMVさんのオンラインショップで見られました。

<HMVオンラインショップよりお借りしました>
そして、数々の雑誌に登場する安室奈美恵さん


<表紙写真は、TSUTAYAオンラインショップからお借りしました>
同じ安室奈美恵さんですが、メイク、ファッション、
ポーズ、表情。。。
さまざまな装い、雰囲気で表紙を飾ります。
と、このとき…
ジャケ写と表紙の安室奈美恵さん。
ほとんどの雑誌のイメージは、
ジャケ写とは雰囲気が違いますよね。
それは、当たり前のことで
それをやっていなかったら
むしろ、表紙の意味も、
ジャケ写の意味もなくなります。
ジャケ写は、アルバム(CD)の顔です。
安室さんのこれまで出したアルバム、DVDの
ほとんどは、安室さんが登場しています。
ジャケ写に表すのは、
「安室奈美恵」というアーティストとしての世界観。
「アルバム」の中身の世界観。
120%、200%「安室奈美恵ワールド」なんです。
雑誌は?
というと、雑誌のコンセプト、想定する読者がいます。
月刊誌であれば、月ごとの特集、テーマがあります。
想定する読者の方々が雑誌に手を伸ばし、
手に取ってもらい、
中身に興味を持ってもらう。
そのために、
雑誌コンセプト、特集を加味した上で
想定する読者が手に取るような世界観を
表紙1枚で表しています。
そのためのカバーモデルを選定し、
メイク、ファッション、ポーズ、
特集などの文言、雑誌タイトルなどで
1枚の「視覚情報(イメージ)」として
表現しています。
実は、こんなコメントを見かけました。
「安室ちゃんのジャケットは好きだけど、
雑誌の表紙は、なんか違うんだよね」
このコメントからすると、
雑誌の表紙としては正解!なんです。
ごめんなさい。
もしかしたら、このコメントのあなたは
該当する雑誌の想定している
読者層ではないのかもしれません。
つまり、私たちがこの表紙は
「いいね、なんか違うね」
「こっちは好き、こっちはちょっと」
と言っているように見えますが、
実はそれ…、雑誌があなたを選んでいません!
キッパリ!(ぎゃー、強気)
強気~というよりも、
しっかりとマーケティングをしているからです。
どうやっても、10代の女性と50代の女性は
経験も、趣向も、選ぶものも違いますよね。
だから、同じ雑誌を手に取るということはない。
もし、雑誌の表紙を善し悪し、好み、
なんか違う~と思った時点で、
あなたは想定された読者ではないと、
はじかれている。
ということは、逆を言えば、
あなたのしっくりくる好み、表紙の雑誌があれば、
その雑誌にあなたは『選ばれている!』
ということです。
だから、
雑誌のコンセプト、想定する読者からすると
120%、200%安室ワールド…だと、
それはそれで、なんか違うってことになりますし、
それをするのは、雑誌の表紙としてはナンセンス。
たとえば、
「ナチュラルメイクがいい」
「キメキメメイクがいい」
といったメイクの善し悪し、
傾向で話をしてしまうと、
友だちとの会話と同じです。
ところが、一連の雑誌に視る
メイクの傾向を読み解くという観点で見ると、
「世代」「あり方」などを
マーケティング的に見ていくことができます。
世代傾向を見ていくと、
それは自分が10代、20代だった頃、、
今現在と照らし合わせてみると、分かりやすいですね。
今は、
「ナチュラルメイク」がいい!
という傾向があります。。。
これ、30代後半から上の年齢層に多くある傾向。
とくに、20代、30代と走り抜けてきてきた方に
多い傾向ともいえます。
経験を積み重ね、一時期がむしゃらに走ってきて、
ふと、もう少し肩の力を抜いて自然体で、
自分らしくできることが、あるんじゃないか。
そう気づいていくからです。
この世代にとって「メイク」は自然体である自分の
元々の輝き、魅力を活かすものに変わっています。
10代~20代というのは、
流行に敏感で、友だちと逸脱しすぎることは好みません。
学校での教育の影響も少しはあるのかもしれませんが、
突出することを望まないというのは若い人ほど強い傾向です。
「目ヂカラ」に象徴されるように、
「印象」を左右する大きなポイントは「目」です。
エクステ、つけまをつけ、
アイメイクを強調し、がんばって
少しでも可愛くありたい。可愛く見られたい。
という想いから、10~20代にとっての「メイク」は
可愛く見られたいといった装いなので、
ファッションであり、流行でもあるのです。
そう考えると、たとえば、『ViVi』を見て
「なんか安室ちゃんっぽくないよねぇ~」って
「もっとこうしたらいいのに~」って思ったとしたら、
まず、10~20代ではないはずです。
もう、この
ファッションとして流行をまとい、装うメイク
を卒業しているということです。
ジーナの表紙の安室ちゃんを見て
「このメイクがいいよね。」
「この雰囲気が一番いいよね」
といっている方は、30代。
そして
40代以上の方でこの雑誌の中から選ぶなら…
ということで考えると、ここに目が行くんですね。
『In Red』 『MORE』は
同じようなポーズ、パンツスタイルです。
『In Red』は少し大人の凛としたイメージにし、
“大人の上質カジュアル”を好む方向け。
『MORE』はシンプルで可愛さを想起させていて、
シンプルで可愛いを好む方向けの雑誌。
対象としては、同じくらいの年齢層ですが
あり方、傾向が少し違う女性に向けています。
余談ですが…
そして、今回、安室奈美恵さんがたくさんのカバーを
飾っているというのは、例外中の例外です。
基本的な雑誌の表紙では想定される読者層が手に取る
世代のカバーモデルを起用しています。
50代なら黒田知永子さん、賀来千香子さんみたいな…。
安室奈美恵さんと、浜崎あゆみさんだけは例外中の例外。
安室奈美恵さんは、幅広い年齢層に向けたカリスマ性があります。
実は、『ViVi』は女子大生やOLがターゲットということで、
その対象年齢は、10代後半~20代。
安室さんの年齢は、37歳。アラフォーなのです!!!
ですから、本来なら30代~40代向け雑誌に起用されるはず…
ど真ん中、本来の安室世代は、すでにアラフォーなのですが、
そのカリスマ性は、10~30代と幅広く、
若い人からの支持が圧倒的なのです。
ということで、
今回の「雑誌の安室ちゃん…なんか違う」といった
ギャップ発言も生まれてしまうわけです。





