その夜、
ミオの町には雪がふっていました。
空気はしんとしていて
音が少し遠くに聞こえる夜でした。
クリスマスのかざりはあるのに
町の人たちはどこか元気がない。
言葉がすれ違い
小さなけんかや、
言えなかった気持ちが
町のあちこちに残っていました。
その日、ミオは神社の裏にある
古い坂道を歩いていました。
坂の上には柔らかい光が見えて
ささやくような声が聞こえてきます。
『戦争はね、
遠くの国だけじゃなくて
心の中でも起きるんだよ。』
振り向くと
そこには名前のない
精霊たちが立っていました。
天使でも、神さまでもない
光のような存在…
精霊のひとりがミオに聞きます。
『ミオはあしたの町をどうしたい?』
ミオはすぐに答えられませんでした。
世界を変えるなんて…むずかしい。
でも・・・
だれかに「ごめんね。」を
言えなかった日の小さな後悔。
ミオは、そっと言いました。
『まず、ひとりぶんの
けんかを終わらせたいです。』
『それでいいんだよ。
戦争は、そうやって終わるから。』
精霊たちはうなずいて風にとけていきました。
次の朝___。
町は変わっていません。
でも、挨拶が一つふえ
すれ違う目が少し優しくなり
昨日より空が近い気がしました。
ミオは空を見上げて思います。
「戦争が終わるって
たぶんこういうことなんだ。」
遠くで、
教会の鐘と神社の鈴の音が
同じ風に揺れていました…
こちらの歌が頭の中をぐるぐるして
いましたので物語を書いてみました♡
それゆなさんのブログです
《地球ヒーリング》
30日の夜は静かに祈らせていただきます
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