もちろんキリコの絵は観たかったんだけど、
とても気になっていたのは
今回の展覧会の企画です。
ポスターやチラシはもちろんのこと
会場の設営や
作品展示の仕方や
グッズに至るまで
クオリティの高い展覧会となっています。
壁の色なんかも
あとマッチングするように
よく考えられています。
公式サイトもカッチョイイから
ぜひ見てみて↓
キリコは
シュルレアリズムの先駆者
的なところに位置づけられていて
シュルレアリズムの展覧会などでは
必ずお目にかかる画家です。
キリコの絵だけの展覧会、
私はみたことなかったけれど
日本では10年ぶりの開催になるのだそう。
初期から晩年に至るまでの
かなりの作品を一堂に介した今回の展覧会は
それはもう見ごたえのあるものでした。
画風を変えていくこと
以前の作風に戻ること
などに、キリコは抵抗をしめしません。
どんな批判を受けようとも
自分がその時代その時代に
書きたいと思ったものを描いている。
そういう闊達さ、自由さというものが
よくわかる展覧会でもありました。
(キリコの絵は文学作品でもあるのだな)
私はふと、そんなことを感じました。
香り高い文学を読んでいる時のような感覚を
絵を観ながら感じたのです。
形而上絵画と言われる
キリコの代表的な作品群を観ている時には
(キリコは哲学者なのだな)
と感じさせられます。
画家であり
文学者であり
哲学者でもありそうなキリコは
自分の興味のあるものに向かって颯爽します。
画家の彫刻には
あまり興味がないのですけれど
キリコの彫刻は素晴らしいです。
格調高く、美しい。
そして今回の展覧会で
初めて知ったことなのですけれど
キリコは初期の頃、
ベックリンの影響を受けたそうですね。
ベックリンはスイス出身の画家で
「死の島」という作品(5点あります)
が代表作です↓
すべてのおいて行き届いた
今回の展覧会ですが
ポストカードの紙まで良質で、
しかも欲しいと思う作品がたくさん印刷されていて
ついついたくさん買い込んでしまいました。
この展覧会に関わってくださった方々に
本当に感謝です。





