想像力、の話 |      生きる稽古 死ぬ稽古

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ー毎日が おけいこ日和ー
        

宮部みゆきの「刑事の子」という本の中で

2人の登場人物が同じことについて触れています。

 

「他人様の迷惑をおもんぱかるのにも、想像力が要りますでしょう。

わたくしはつねられれば痛い。

ではあなたもつねられれば痛いでしょうねと思う気持ちでございますね」

 

↑これは家政婦のハナさんの言葉。

 

「殺人や強盗をする少年犯の実態がどんなものなのか、俺はそれほどよく知っているわけじゃない。

だが一つだけ、これだけは確かだと思うことがある。

それは彼らには想像力が欠けている、ということだ」

 

↑こちらは主人公の父親、道雄の言葉。

 

 

宮根みゆきファンの私には

相変わらず一気読みできるおもしろい本でした。

 

宮部みゆき原作の映画に名作ナシ!

 

というのは常々思っていることなんですけれど、

それは、どうあがいても原作にかなわない

ということなんですけど、

 

それでも、この本の家政婦ハナさんが

そてもユニークなキャラクターだったので

(どの女優さんが演じたらおもしろいだろう?)

なんて、考えてしまいましたよ。

 

松坂慶子なんか、意表をついていておもしろいんじゃないかな?

 

 

まぁ、それはさておき。

信じられない!と思うような言葉や態度を

人に向けて放つ時、

それを自分がされたらどうだろうか?という

想像力がかけているのだということを

私自身もずっと考えてきていました。

 

この、ハナさんや道雄さんがいうように

想像力がないということが

イジメやパワハラ、そして犯罪にも繋がっていくと思うのです。

 

かつて

飛行機の上で、1人のアメリカ人が

スイッチをただ押しただけで

どれだけ多くの日本人たちが

原爆による痛みや苦しみを背負わされてきたのか?

 

スイッチを押した人、というより

その命令を下した人、ですよね。

そのスイッチを押したらどうなるのか?

という想像力が働かなかった

ということが悲しくなりますね。

 

戦争というのが

今までにどれだけの痛みや苦しみを生んできたのか?

そこに想像力が働けば

今、この時にも起こっている悲惨なイクサは

回避できるのに…と考えると

とても悲しくなりますね。

 

いや、もっと身近なところで

自分が言ったりやったりしたことを

もし、自分がそうされたら…と振り返ることで

想像力というのを考えてみることから

初めていくしかないですね。

 

もちろん、私自身は反省だらけなんですけれども滝汗滝汗滝汗