はじまった瞬間、
(しまった〜〜〜〜![]()
![]()
)
と大後悔したのは、
4DXというセレクトにしたことでした。
3Dのさらに上をいく最先端の体感型シアター4DX。
これは、前後左右や上下に動くモーションシートや水や風、香り、フラッシュなどの革新的なスペシャルエフェクトによって映画の様々なシーンとリアルタイムかつダイナミックに連動します。
3Dを遥かに超え、映画を「観る」から「体感する」ことに変えてしまう、五感を揺さぶる次世代の体感型プレミアムシアター。
↑ということなのですが…。
体験してみて思ったんです。
4DXには向き不向きがあると。
単純にジェットコースターやお化け屋敷などが嫌いな人には
向かないであろうと。
そしてこの映画を「観る」から「体感する」ことに変えてしまうというのはすなわち、
観ることに対する集中力を著しく邪魔をする
ということでもあると思います。
普通に、おとなしく、
画面に集中させてくれ!
椅子を揺すってくれなくていい
水などかけてくれなくていい
ほんとかどうかわからん香りなどいらん
などなどなど、
まぁ要するに
私は4DXとはものすごく相性が悪い
ということがよくわかりました。
あ、ついてのいうと値段もべらぼうに高い。
シニアですら2600円。
そうでなければ3300円。
映画を「観る」から「体感する」ことに変えてしまう
ものですよ。
体感したいのか?
観たいのか?
よく考えてセレクトしてくださいね。
さて!
「アバター」です。
続編のウェイ オブ ウォーターです。
まぁまぁまぁまぁ突出しています。
またとんでもない興行成績を打ち出してしまうことでしょう。
3時間越えの超大作です。
観る人によっては
余計なエピソードが入りすぎるとか
途中で飽きるとか
そういう見方もあるようです。
が、それでも映画の中の世界観に
ズッポリと耽溺させてくれる
ものすごい映画となっています。
前作も今作も
平和に暮らしているこの星の民のところに
地球人が侵略してきて
破壊しまくっていく
というストーリーなんです。
これを観ているとね、
ヒトとして生きていくのがイヤになります。
今、生きているワタシタチは
こうして長い間、
侵略し、破壊してきた
その生き残りなのだなぁと思うと
なんともやりきれない思いがします。
今回の映画では、
そういった侵略や搾取の残虐さとともに
血の問題も取り上げています。
人間とナビ族との混血は指の数が違います。
森の民と海の民とは姿形が違います。
見た目は人間なのにナビ族に育てられた少年も
育ての母親から疎まれています。
↑このスパイダー役のジャック・チャンピオンは
ほんの少しリバー・フェニックスを彷彿とさせます。
それはさておき、このスパイダーという子の存在は
終始とても中途半端なところをウロウロしています。
↑巫女的な能力を持つキリという娘は
自分の両親が誰なのかわからず、
(自分はいったい誰なのか?)
ということをずっと悩み続けています。
このキリは14歳の少女なのですが、
なんと今年73歳になる
シガニー・ウィーバーが演じているということでびっくり仰天!
血のつながり、
そして<家族>のつながりということを
この映画では大切なテーマとして扱っています。
いや〜、でもね〜
この主人公たち家族のために
たくさんの民が家を焼かれ、
命を落としているということも考えると
家族だけがよければいいってものでもないし、
なんとも難しく重いテーマだと言わざるを得ません。
監督のジェームズ・キャメロンは
ダイビングが大好きで、
もちろん海が大好きで、
だから捕鯨問題やイルカの食用問題などにも
異を唱えているヒトなのだそう。
だからこそ、
クジラに似た仮想動物トゥルクンを
地球人たちがなんとも残虐な殺し方をしています。
そういうシーンを
微に入り細に入って細かく丁寧に撮っています。
そうしてそのトゥルクンの脳から抗老化物質アムリタだけをとって
死体は放置するというのは、
マッコウクジラに対するアメリカ式捕鯨を思い起こさせるものです。
しかもトゥルクンに向けて発射されるロケット弾や機関銃には
漢字が書かれていて
「日浦」や「鯨」と読めるのは
日本の捕鯨に対する反捕鯨活動の表現だと思われます。
映画「アバター」は人類の殺戮と自然破壊の物語です。
だから観ていて本当にイヤになってくる。
けれどもこの世界観は他の追随を許さず
凛然と輝いて素晴らしいです。
スピンオフ、というか
別枠で
戦いのない自然だけの映像で
この世界の映画を作ってくれないものかと思っています。
言葉もいらない。
森と海の中のシーン。
そこにいるオマティカ族やメトケイナ族の人々。
地球人が攻めていかない
この星だけの映画を観てみたいです。
興行的に採算がとれるかどうかはわかりませんけどもね〜![]()
![]()




