「るろうに剣心」という映画について
書いている時に、
小学生の時に千葉真一のファンだった
ということを書きました↓
で、その千葉ちゃんの追悼の意味を込めて
「戦国自衛隊」
を観たわけです。
観たわけですが。。。
もう、なんか心を掻き乱されました。
この映画は1979年、
千葉真一の20周年記念ということで
作られた角川映画です。
この当時の角川映画って、
カネに明かして
大人数のエキストラとか
前代未聞の大爆破とか、
莫大な広告費を使って
湯水のように宣伝を垂れ流すとか。。。
そんな感じ💦
で、この映画も大ヒットしたらしい。
リアルタイムでは観てないけどね💦
原作は半村了。
自衛隊一個師団が
戦国時代にタイムスリップする
というお話です。
それだけ聞くと、ちょっとおもしろそう。
だけどね、SFっぽいところが微塵もない。
この自衛隊のボスである三尉という階級が
千葉ちゃんの役どころなんだけど、
このボスの人格がひどすぎるんです。
戦国時代の景虎(後の上杉謙信ね)は
夏八木勲(1978年から数年は夏木勲として仕事をしていたので、まだこの頃は夏木です)が演じています。
この景虎が破天荒で豪放磊落。
そう書くとカッコいいけど、
熱量の高いお調子者。
で、千葉ちゃん扮する伊庭三尉は
いとも簡単に彼に感化されてしまいます。
この時代で天下をとって昭和に帰る
なんて言い出す始末。
天下取りとタイムスリップに
関連性などありませんてば!
そして意気投合した二人は
褌姿になり
波打ち際にただずんだり、
お互いの武器を交換して使ってみたり、
挙げ句の果ては、
お互いの衣装を取り替えてみたり
あのね、弾薬も燃料も
なくなったらもう手に入らないのよ。
わかってる?
でも、サービスショットなんだろうなぁ
アレをみて喜ぶ観客もいたんだろうなぁ
と、遠い目
そうそう、サービスショットといえば
当時の大人気だった草刈正雄や薬師丸ひろ子を
一瞬だけ使ってみたり、
〈駆け落ちするつもりだった〉という前提で
駅で待つ岡田奈々ちゃんのショットをを長々と映してみたり。
この映画のレビューを読んでいたら
「馬と女の扱いが雑」
と投稿されていた方がいて、
まったくこの一言に尽きると思いました。
まぁ、そしてともかく
女の扱いは雑、雑すぎる。
「お前の女か?」
「おう」
みたいなセリフが堂々と使われている時代。
そして反旗を翻した自衛隊員たちは
女を攫ってきて凌辱するなど
ホントにもう、やりたい放題です
戦闘シーンでは
馬をコケさすは
重ねて倒すわで、これまた雑な扱い。
リアリティを出すためなんだろうけどね。
昔の時代劇とか西部劇では、
ホントに馬の扱いは酷かったよね。
それを見せつけられました。
で、ネタバレになりますけど、
自衛隊員たちは、
誰一人として現代(といっても昭和だけど)には戻れません。
内輪揉めで殺されたり、
逃亡して殺されたり、
武田信玄とのイクサで殺されたり、
で、最終的に生き残った隊員たちも、
「武器のなくなった
得体のしれない奴らに用はない」
と味方だったはずの景虎サイドの公家たちの思惑によって殺されます。
タイムスリップものって、
結局、誰と誰が現代に戻れるの?
どんな筋書きで戻れるの?
みたいなところにもおもしろさがあると思うんだけど、
みんな死んじゃった
唯一、この戦国時代に残るといって除隊した隊員だけが、この時代で生き残ってるだけ。
タイムスリップ、意味なし
というね、
なんともまぁ、いろいろビックリさせられる
作品でありました。
あ、ヘリコプターにつられている千葉ちゃんは生き生きとしていたし、
初々しい真田広之のアクションは見事でした。
ジョー山中や井上堯之の挿入歌は
すっごくよかったんだけど、
「このシーンで、この歌いる?」
という使われ方はもったいなかったです。
千葉ちゃんの映画における代表作ってコレだよね?
う〜ん、なんとも複雑な気分。。。💦
