映画「JUNK HEAD」について少し |      生きる稽古 死ぬ稽古

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ー毎日が おけいこ日和ー
        

映画好きな知り合いが、

今、公開中だという情報を流していたので

早速調べて行くことに。

 

が、その日は常磐線が不通になっていたために

映画館までたどり着けず

日を改めての鑑賞となりました。

昨日、行ってきたよニコニコ

 

 

たまたま「激レアさんを連れてきた」という

TV番組に、以前、堀監督が出演していたので、

この映画の背景を知ることができていたのです。

 

映画の最後にテロップが流れますが、

そのテロップのほとんどは堀監督の名前です。

つまり、監督、原案にはじまって

キャラクターデザイン、人形制作、造形、脚本、撮影、声優、音楽、照明

などなどなど、ほとんどすべてを堀監督一人でやってのけたのです。

 

この映画の手法は

ストップモーションムービーというのですが、

このキャラクターたちを数ミリ単位で動かして

一枚ずつ撮影をしていきます。

それをつなげて動きを出すのです。

朝の7時から夜の11時までかかって、

数秒の動きが撮影できるそうです。

その生活を7年間続けて、ようやく30分の短編が完成したんですってポーン

 

 

できあがった短編の評価が高く

結局それからさらに十数年かけて100分の長編映画が完成しました。

 

この映画を見た誰もが驚かされることですが、

ともかく背景の作り込みが凄いんです。

一体どうやって作ったのか?

そしてどうやって撮影したのか?

驚異的なクオリティです。

 

 

地下都市が舞台です。

巨大な工場のようになっています。

 

 

こういう無機的な通路が世界の果てまで続いているような

シーンも多いです。

コンクリートの質感などほんとーーにリアルです。

 

ちょっとこういう巨大な空間を感じさせるところは

フェリーニの映画に通じるところがあると感じたのですが、

堀監督は、フィリーニというより、

映画「キン・ザ・ザ」が大好きなのですって。

あ、それも納得!!

 

映画「キン・ザ・ザ」もまた

ちょっとオトボケの入った独特の世界観がある映画です。

 

で、こういう世界を<眺めていた>はずのワタシ自身が、

いつの間にかこの世界に入って行ってしまいます。

この地下空間に自分を置いてしまうのです。

そうすると、日が差さない巨大迷路のような世界に埋没してしまって

ものすごい息苦しさをおぼえてきます。

息をすることがしんどくなる映画です。

 

「JUNK HEAD」のキャラクターは、

<キモかわいい>とよく言われますが

<エログロキモ+ちょいかわいい>くらいだと思います。

 

映画の世界に飲めりこむヒトは

体調のいい時に行かれた方がいいかもですね爆  笑

 

ストップモーションアニメで100分というのは

かなり長編ですが、

映画を観終わった後に、

(これでオワリじゃないよなぁ)

と思わせるようなエンドになっています。

 

案の定、今は「JUNK HEAD 2」を製作中のようです。

監督の中では三部作の構想になっているようです。

さすがに今回は

数人のスタッフさんと一緒に作っているようですけどね。

見届けまっせ〜〜照れ

 

↓撮影中の様子です。

(あ、これは動画じゃなくて写真です)

 

 

映画のエンドロールのところでも、

撮影中の様子が流れます。

 

(これはストップモーションアニメなのだ!)

とわかっていてもこの世界に引き込まれてしまうために、

このエンドロールを見てようやく、

(あぁ、そうだったニヤニヤ

ワタシがいるのはこちら側の世界だった)

という現実に立ちもどれるわけです。

 

<スゴイ!>ということで言ったら

近作の映画の中でダントツなのではないでしょうか?

素晴らしい作品を生み出した激レア監督さんに拍手!!