”映画「るろうに剣心 ビギニング」について少し” |      生きる稽古 死ぬ稽古

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ー毎日が おけいこ日和ー
        

「るろうに剣心」という映画は
シリーズになっていて、今までに三作あります。
今年、上映されたのが最終章の前編と後編。

↓こちらが前編の映画の感想。

そして後半にあたるのが今書いている
「ビギニング」です。
しかもややこしいのが、
「このストーリーは前編で完結しています」
ということ。
じゃあ後編はなんなのか?
というと、
「このストーリーがはじまったそもそもは、というとね」
を描いているもの。

だから今までの5本は
明治維新後のストーリーなのですが、
この最後の「ビギニング」だけは
幕末の、日本が攘夷か討幕か?で揺れる動乱期のお話です。

今までの5本は、いくら残酷な殺陣のシーンがあっても、
活劇としての、どこかカラッとした明るさがあった。
ところが今回は幕末の混沌とした闇のような描写が多いので、ドロッとしたぬめりのある暗さがあります。

幕末を扱った時代劇は
そりゃたくさんあるわけで、
それらとはまったく違うと言いつつも
所々には史実を入れてみたりもしています。

池田屋事変のくだりは
実にリアリティがあって、
恐怖心を煽られる場面でした。

当時の京都はこんな雰囲気だったんだろうなぁと
心底オソロシかった。

アクション監督さんが
インタビューで話していたのが
今までの5作と今回の殺陣の違いです。
主人公の剣心は今までの5作では
殺さずの誓いを立てているので、
人を斬り殺す殺陣をおこなっていません。
が、この「ビギニング」では人斬りとして
人を斬り殺す殺陣なので、
殺陣そのものが違うのです。

それはシロウトがみてもよくわかります。
冒頭では、捕縛された剣心が
幕府の役人たちを斬り殺すシーンがあるのですが
その惨殺シーンは活劇とは程遠く
ゾッとするものがあります。

画面全体の雰囲気も暗く
映画の内容もせつないシーンが多いです。


今回の役者たちですが、
映画をみるまではナンデ❓と思っていた
高橋一生の桂小五郎が、
蓋を開けてみたら適役で
〈どこまでも正体のわからない感じ〉
なんかをうまく表現していました。

また、
誰が沖田総司を演るの?
というのは新撰組にはつきものの評判となるわけですが、


この沖田は村上虹郎。
UAの息子さんです、知らんかった😳

他の俳優さんたちが大きいので、
新撰組が登場すると、
(ちっさ、沖田総司ちっさ〜😅)
と思っちゃいます。
もう少しアングルとかなんとかならんかったかな?という残念な感想。

沖田が肺病病みなのは周知の事実なので
それを入れないわけにはいかず、
そんな中でもあえて
咳き込むシーンを撮らずに
石灯籠に鮮血を飛ばすという演出は
さすが「るろ剣」と感心してしまいました。


安藤政信の高杉晋作役は
「るろ剣」のビジュアル的には○
史実的な高杉のイメージからは×

最後のテロップをみていて、
(あれ?北村一輝出てた?辰巳って誰?)
とわからなかったんですけど、


↑って、わかるかぁ😄

豪華キャストがウリだった「るろ剣」が
今回は有名どころやイケメンを
取り揃えておりません。

たぶん、ですけれど
後半の剣心と巴の悲恋に重点を置いた
作品作りになってるからだと思うのです。

フェイスブックにて、
「るろ剣が恋愛映画になっちゃった」
とつぶやいたのはワタシであります😄

二人の悲恋が
それはそれは美しく描かれておりました。

で、それはとりもなおさず
活劇としての「るろ剣」ファンのワタシには
退屈なものでした。

キレイだなぁ
絵になるなぁ
とは思ったけれど、
前作までの
ひょえ〜〜、かっちょいい〜〜😍😍
がなくなってる😅

「るろうに剣心」という映画に
何を求めるかは人それぞれ。
もちろん、決して駄作ではないけれど
〈経路の違ったるろ剣〉
ではありました。