映画「洗骨」について少し |      生きる稽古 死ぬ稽古

     生きる稽古 死ぬ稽古

ー毎日が おけいこ日和ー
        

去年までお世話になっていた某レンタルビデオ屋さんが閉店しました。

残念な思いを抱きつつ、

もう一軒別のレンタルビデオ屋さんにいってみることになりました。

 

そこで借りたDVDの一本が「洗骨」でした。

これは夫が借りたもので、私には何の前情報もありません。

どんな映画なのか、まったく知らないままにみたその映画は。。。

 

もう、本当に信じられないくらいの名作で、

ワタシ的には

ここ10年くらいの間に撮られた邦画の中でも上位入賞間違いなし!!

 

 

 

この映画、ともかくみながら

いっぱい笑って、いっぱい泣きました。

続けて二回みたんだけど

二回とも、いっぱい笑って、いっぱい泣きました。

 

この泣き笑いは、芸術作品をみてのソレではなくて

実生活の中にある喜怒哀楽に近いものであると思います。

 

登場する役者さんたち、ずべての演技が素晴らしく

誰が欠けてもこの映画は成立しなかったんじゃないかと思われるほど。

 

奥田瑛二の姉の役を演じた大島蓉子さんという方は

この映画で初めて知りましたが

この人が映画の核になっている。

もんのすごい存在感でした。

 

 

↑この画面、右のおばぁが大島さん。

 

まわりの人々を叱りつけ

物事に怯まず生きていく、このおばぁの夫役が

 

 

↑画面一番右の坂田あきらさん。

猛烈おばぁの尻に敷かれながら、

実に細やかに、気を配り優しい言葉をかけられる人のいいおっちゃんを好演しています。

2回目にみた時には、このおっちゃんの優しさにジーンとさせられました。

 

エンドロールに映った監督名は照屋年之。

(ヘェ〜、知らない監督さんだわ。

若い方なのかしら〜?)

なんて思っていたら、

ガレッジセールのゴリさんの本名だと知って、

思わず「え〜〜〜っポーンポーン

と声をあげてしまいました。

 

こんな素晴らしい映画を作ってしまうなんて、

照屋監督、とんでもない名監督です。

 

そういう映画だからこそ、

あえて勝手なことを申し上げます。

監督が一番好きだといっていたラストシーンですが、

あのラストシーンはない方がいいとワタシは思いました。

最後の筒井道隆クンのセリフも不要だと思いました。

 

違うの!

こういう平易なところじゃないの、ワタシが感動したのは!

 

この、最後のところで伝えたかったことは

わざわざ表現しなくても

ワタシタチには充分に伝わっているんですよ。

だから最後はあえてオチャラケるか、

それとも淡々と日常を写すか、

洗骨からの帰り道を遠景で撮るか

してくれた方が、ずっと余韻が残ります。

 

あとね、

映画の中で沖縄の炊き込みご飯ジューシーというのが出てきます。

このジューシーを奥田瑛二が食べるシーンが泣けるんですよ。

とてもとてもいいシーンです。

 

ジューシー、食べてみたいなぁニコニコ