私は揚名時太極拳という
健康、養生を目的とした太極拳を
20代の頃からやっています。
そう書くとすっごいけど
途中で何度も休み休み続けています。
何年もやってなかったこともあります。
つかずはなれずン十年。
すっごく好きでも
いやいややっているのでもなく
ここまできました。
数年前から<教える>ということもやっています。
いや、これもずいぶん前に
同好会のようなかたちでやっていたこともあります。
休んだり続けたり
教わったり、教えたり
そうやって関わりながら
ここまできました。
それでね、
もう少し学びたい!
という気持ちが出てきたわけです。
太極拳を学びたい!
という気持ちとともに
この先生から学びたい!
という気持ちもあって、
今、その先生のところに
週に一回、学びに行っています。
清水理佐先生という先生です![]()
ところが、習いに行ったはいいけれど
まったく手も足もでず
立つことも、歩くこともできずに
根本から太極拳というものについて
考えなければならなくなり
ものすごい葛藤を続けておりました。
先生はとってもキレイで、
太極拳は素晴らしいし、
教え方もよくわかるし、
生き方、考え方、取り組み方
どこをとっても本当に尊敬できる
そういう先生なんですよ!
でも、養生のための太極拳と
武術としての太極拳とでは
あまりにも違うことが多すぎて
何をどう整理つけたらいいのかわからず
悩みに悩んでおりました。
まずもって、身体がまったくできていないのですよね〜![]()
太極拳を学んでいるだけなら、まだいいんです。
でも、私は養生の、健康の太極拳を教えています。
それを否定しなくてはいけないの?
それではダメなの?
今まで私が、健康太極拳で伝えてきたことは
まちがっていたの?
などなどなど、
その武術と健康との間で
どうやっていったらいいのかわからない。
そういった葛藤があったのでした。
太極拳を学ぶこと
それ自体はとっても楽しく
毎回、なるべく休まずに続けています。
そうやって半年になろうとしています。
習いはじめの頃、なんとか記録しておこうと思って
記事にしたのはこの三つ。
その1
https://ameblo.mom/pesomasami/entry-12477681690.html
その2
https://ameblo.mom/pesomasami/entry-12477730104.html
その3
https://ameblo.mom/pesomasami/entry-12484136466.html
よし、ここまではなかなかちゃんと記事が書けています。
でも、ここで学ぶことの記事がぱたっと止まってしまったのは、
言葉にすることよりも、身体にしみ込ませることの方が大事だ
と思ったことと、
やはり今後、どうやって指導を続けていったらいいのか?
というところの迷いとがあったからなのでした。
そうしてね、
こうやって半年間、あれこれと考えているうちに
あくまでも私なりに、ということですけれど、
わかってきたことがあるんです。
それは私たちの健康太極拳を
中国から日本に普及させてくれた揚名時先生についてです。
揚名時先生が、
私たちのやっている太極拳を
広く日本に普及させてくれたわけなのですが
あらためて、その偉大さを感じたんです。
健康太極拳では、
足の角度とか、筋肉の使い方とか、
腕の向きとか、腰の使い方とか…
なにひとつ、細かい指導をされません。
先生によっては、ご指導される方もいらっしゃいますが
そういうことよりも
<心地よく、愛をもって>動きましょう。
ということが最優先されるのです。
体全体をゆるめて
ゆったりと呼吸をして
心をおだやかにして
ということを繰り返しおけいこしていくのです。
武術として、
あるいはきちんと修行して太極拳をやっていらっしゃる方に
「揚名時太極拳をやっています」
というと、
「ふうう〜〜ん」
という感じの扱いをされることがあって
それが私には不思議だったのですが
真剣に厳しく太極拳をやっているヒトから見たら
私たちの太極拳は、太極拳とはいえないのだと思うのです。
武術としての太極拳を学びだして
そのことがよくわかりました。
でも、だからこそ、老若男女に普及したのだ
と思うのです。
運動などやったことがないヒトが
歳を重ねて、
ふつうに運動できるような年齢じゃないと考えているヒトが
揚名時太極拳だったら、いつでもはじめられるんです。
そうして、続けることによって
実際に身体の痛みが軽減されたり
慢性病がよくなったり
薬の減薬に成功したりしています。
私の生徒さんの中にも
そういう方が何人もいらっしゃいます。
太極拳の、24の動きを
規定通りにやり続けることは
運動をしてこなかったヒトにとっては無理があります。
だからこそ、本来は足をつけるべきではない時に
補助の足を地面につけたり
細かな動きを指導したりするのではない
そういう意味ではとてもユルい太極拳として
広く普及できるように考えられたのが
揚名時健康太極拳なのだと理解できたのです。
昨日、この記事でも書いた通り
80歳を過ぎた方が
昇段試験を受けてくれました。
何十年も太極拳をつづけてきた超人みたいな80歳ではなく
ほんの数年前に、
カルチャーセンターでやってみようと思っただけの方です。
そういう方が昇段試験をうけて
ある意味、自己流の太極拳を舞って試験に合格する。
そういう健康太極拳であっていいと私は思うのです。
そこにはうまく説明できないけど、
でもとっても素晴らしいナニカがあると思うんです。
そういうことを、以前よりも深く理解することができたのは
武術としての太極拳を教わるようになったからだと思うのです。
そして、今教えてくださっている理佐先生は、
健康太極拳を否定したりはされません。
目的とする所が違うのだから
一方が正しいからと言って
他方が間違っているとか、そういうことではありません。
ということを、繰り返し伝えてくださるのです。
そして、これもおけいこのなかで言われたことですが
太極拳は学べば学ぶほど
矛盾に満ちたものであると感じるのです。
そういった矛盾を受け入れることも
太極拳の学びの一つだと思います。
ということもおっしゃっていて
これはものすごく大切な
私の学びのひとつとなっています。
武術としての太極拳は
もっともっと上達したいです。
これは私の欲
としての部分ですね![]()
そうしてその学びをもって
健康太極拳を、もっとひろめていきたいです。
なるべくわかりやすく、
武術として学んだことを
健康のための太極拳に取り入れていきたい。
そういうふうに思っています。

