実家の近所には、いつも店の前に行列ができている鰻屋があります。
それは昨日今日はじまったことではなくて、
私がちっちゃな子どもの頃からずっと続いている光景です。
土用の丑の日に休む店、ということからも、その人気ぶりがわかります。

ボロっちくて、
キタナこい店です。
この店頭ではうなぎを焼いていて
その奥ではうなぎをさばいています。
ガラス張りなので
中の作業がよく見えます。
こういうのを
ずっとじっと
見ているのが好きな子どもだったなぁ、私。
で、たまたま平日の昼間に実家に行ったので
このお店に行列ができていません。
チャンス!
何十年ぶりかで
このお店に入ることにしました。

メニューはこれだけ😳
選択の余地はなし!!
多少の量が違うだけといううなぎ丼
これを注文しました。
座敷は昭和40年くらいで
時が止まってる感じ。
他にもお客さんがいたので
お部屋の写真は撮れませんでしたよ、残念💦

そして出てきたのは
真っ黒のうなぎ丼
いや~~、
見た目は美味しそうじゃないですね~😅
関東のうなぎは蒸してから焼く
関西のうなぎはそのまま焼く
と言われています。
実家はどちらかというと関西よりなので
蒸さずに焼いているだけです。
カリッカリになっちゃってるんじゃないかと思いきや
食べてみるとやわらかいです。
ともかくうなぎの量が多いので
2500円の方で充分です。
私、このうなぎ丼を食べて
〈食べれば食べるほどに美味しい〉
という感覚を経験しました。
ごはんとうなぎが少なくなっていくほどに
美味しさが増すのです。
量的には大満足なのに
最後の方になると
食べ終わってしまうのが残念なほど。
だんだんと美味しいって感じられるなんて
最高ですね😻
どうもごちそうさまでした。
このお店はお持ち帰りができるんです。
タレを小さなビニール袋に入れてね
うなぎを包んでくれるんですよ。
晩年の父は食欲がなくてね。
でも
「おとうさん、今日は何が食べたい?」
と聞くと、必ず
「うなぎ」
って言ってたんです。
「そんなに毎日、贅沢できないんだからねっ👿」
と母娘たち女性陣に怒られてましたっけ😄
父が食べたかったのは
この店のうなぎでした。
これを持ち帰って、
家で食べるのが好きでした。
帰り際、お店のご主人にきいてみたんです。
「このお店っていつからやってるんですか?」
「もう100年以上やってるよ」
「そ、そうなんですか!
〜😳
私、小さい頃に連れてきてもらって食べたんですけど…」
「あぁ、そんな頃は、もうとっくにやってたよ😄😄😄」
創業何年とか
老舗の謳い文句もなく
きったないままのお店で
土用の丑の日には休んじゃって
もうずぅぅぅ~~~~っと前から
おじさんが店頭でうなぎを焼いている
(おじさん、何代目なんだろうねぇ)
ただそれだけのお店。
ただそれだけのすごいお店が
実家の近くにはあります。
あ、追伸
店頭の看板に書いてある通り、このお店ではドジョウも売ってます。
店内のメニューにはなかったけどね😄
昔と変わらず、
店頭のおじさんの横には
10匹くらいずつ一列に、
串に打たれたドジョウが焼かれてました。
小さい頃はよく食べたなぁ。
子供心には
あんまり美味しい食べ物じゃなかったな。
今ならツマミにはよさそうだけどね💖